「言動を慎むにはどうしたらよいですか?」という質問に触発されて
2009.11.13
ブログ
大阪のコンサルティング税理士 小笠原 です。
過日の中国生産性本部さんのセミナーでのことです。
お話を終わって、質疑応答のときに参加者の方から
「言動を慎むということが、『ものの見方・考え方』の訓練のところで
出てきましたが、具体的にどのようにしたらよいのでしょうか?」
という質問がありました。
わたしは、「・・・うーん」と考えて、
「たとえば、いう価値のないことはいわない、とかですね・・・」
とお答えしましたら
けっこう会場の空気の中で
「へーっ!なるほど、うーん」といった
意外感、発見感、気づき感、納得感が広がったように感じました。
「『たとえば、熱いなあ今日は』とか
夜ごはんのおかずに、『これまずいなあ』とか
いっても意味がないでしょ。
相手にマイナスのエネルギーが生まれるだけで・・・」
とお話ししますと、けっこう「みなさん」なるほどという感じで
聞いていただけました。
(誤解ないと思いますが、それは私のようなできそこないが
いつでもそのようなことが実践できているという意味ではありません)
そこで、参考のためにワード1枚に
「言動をつつしむ方法」をまとめてみました。
言動を慎む訓練方法
■言葉をつつしむ
・明元素ことば・暗病反ことば→マイナスの言葉は発しない。
「口からごみを吐くな!」(←これはわたしの家内の名言)
■明元素 【現状打破言葉】 めいげんそ |
暗病反 【現状維持言葉】 あんびょうたん |
・充実している ・頑張ります |
・忙しい ・疲れた |
・簡単だ ・おもしろい |
・難しい ・つまらない |
・できる ・すてきだ ・楽だ |
・できない ・いやだ ・困難だ |
・やれる ・金がある |
・ダメダ ・金がない |
・おいしい ・まだ若い |
・まずい ・もう年だ |
・きれいだ・努力します |
・きたない ・どうしよう |
・利口だ ・幸せだ |
・バカだ ・不幸だ ・やりたくない |
・やってみよう・楽しい |
・おもしろくない ・困った |
・元気だ ・素晴らしい |
・マイッタ |
・試みる ・イケル ・可能だ |
・苦しい ・つらい |
・美しい ・うれしい |
・失敗した ・わからない |
・ありがとう |
・大変だ |
←これは割合有名な標語です。おもしろいブログがあったのでご紹介
・戒語(良寛)→テキスト参照
・発言する価値のある言葉だけを口に出す。
(マーシャル・ゴールドスミス『コーチングの神様が教えてくれるできる
人の法則』)
・敬語、ていねいできれいな言葉づかい
(ぞんざいなことば、らんぼうなことばを使わない)
例)~なもの○、~なやつ× ~する○、~やる×
・ありがとうございます。→感謝のことば
・『尊敬』と『祝福』にこころがける。
■行動をつつしむ
・しつけの3原則(森信三先生)
1.朝起きたらあいさつをする。
2.名前を呼ばれたら「ハイ!」と返事する。
3.くつを揃える。or椅子を直す。
・基準行動
1.あいさつ
2.時間を守る
3.約束と計画
4.報告・連絡と後始末
5.整理・整頓
6.みだしなみ
・立腰
・思想学習としての読書
→えらい人の伝記を読む。えらい人の考え方・生き方を学ぶ。
・居敬(朱子)
1.居ずまいを正す。
→立ち姿の上品さ
2.おごそかにふるまう。
→ていねいに、ゆっくりとものごとの所作をおこなう。
・慎独→ひとりでいるときに悪いことを考えない、なさない。
・美に親しむ 『詩に起こり、礼に立ち、楽に成る』(論語)
いかがでしょうか?この中のどれかを実践してみるというのは?
ところで、中国生産性本部のセミ―担当の西川さんが
わたしのセミナーについてブログを書いてくださった。
おもはゆいばかりのお言葉だが
とてもうれしく、ご紹介させていただきます。
西川さん、ありがとう!
コンサルティングに強い税理士小笠原/河原事務所 大阪 小笠原
でした。