御堂筋税理士法人創業者ブログ

「統計学が最強の学問だ!」

という文言をどこかで見て、

どういう意味なん?

!???

頭に疑問がいっぱい出てきて

さっそく、アマゾった。

どかどかとクリックして

お奨めが次から次へと

出てくるものだから

買い物かごへぼんぼん

放りこんだのだった。

もう・・アマゾンさんは

商売が上手なのだから!

心理学やなやっぱり。

「統計解析」、「統計学」

「その数字が戦略を決める」・・・

「仕入、仕入・・・」

すし屋の子倅の私にとって

本は仕入である。

鶴橋市場の魚屋で

はまちを、買い物かごに

放り込んでいるような

感覚でポンポンと買ってしまう。

さて、肝心の内容は?

もちろん!大学生の教科書は

チンプンカンプンである。

自慢ではないが

数学と物理を脳みその中で

イメージでき、知識化処理できる

抽象化可能なスマートな

頭脳は持ち合わせていない。

こうした本にでてくる

専門用語をご紹介しよう

どんびきするで~。

離散型確率分布、

平均、偏差、

連続型確率分布、

モーメント母関数、

二項分布、正規分布、

ポアソン分布、

回帰分析・・・

おれだったら

こうしたのはたとえ話にして

現実レベルに

引きずり落とすけどなあ。

(。>0<。)

だからどうした!だが

結局、人間のそまつな

判断力では

何をしたら儲かるのか?

原因と結果の関係など

経験・勘・度胸の

旧KKD

でしかできないということ

しかし新KKDは

経験・科学・データである。

さて、そうした一方

『その数字が戦略を決める』は

イアン・エアーズという人の

絶対計算屋と呼ぶ

統計学を駆使した

社会現象やビジネス界への

インパクトを

おもしろおかしく紹介した本で

けっこうのめり込んだ。

冒頭は

ワインの値段を方程式で

予測した男の話。

ロバート・パーカーは

ワインの売れ行きと値段を支配する。

なにせ「パーカー96点!」となったら

とたんに品切れになるワイン界

そんな、絶対的評価者の彼だが、

しょせん、コルクを開けてからしか

評価できない。

ところがその男は、

ぶどうをつくる年の、時期の

気温、降水量、日照量などから

方程式をつくり

多変量の回帰分析で

変数→値段の予測をしてしまうのだ。

だが、その結果は

何年も経ってからしかわからない。

くそみそに言われ続けた彼だが

最終的な運命の女神は

みごとに彼の頭上に輝いた!

恐ろしや統計学!

出会い系サイトの回帰分析

症状と病名の回帰分析

馬とレース結果の回帰分析・・・

これでもかと披瀝される

その恐るべき応用範囲と事例の中で

みごとに活写される

守旧派の権威者たちの頑迷さと

統計学でなんでもホイホイ

計算し推算する

絶対計算屋たちの

熱く、吹き出しそうな戦いが

描き出される。

結論は、

人間の些末な脳みそは

ものごとの推論では

コンピュータには勝てないということだ。

でもこう思うのだ。

チェスの名人が

コンピュータに負けてもええやん。

なぜなら、

人間は細かいものが見えないから

顕微鏡の助けを借りる

それといっしょやん。

こうした柔軟さが必要だろう。

フォンノイマン移行の

コンピュータの発達は

情報革命といわれるようになったが

ドラッカーはその真の衝撃は

21世紀の前半にくると予言した。

その衝撃は速く計算できる

ことではなくて、

通信と融合したイノベーション

によるものだとおっしゃった。

あたかも蒸気機関が

鉄道と融合して

人間の生活やコミュニケーションに

革命をもたらしたがごとくである。

データを取る容易さ

多変量回帰分析が

簡単にできるテクノロジーの進化

この二つが

知恵のまわる人間たちに

さまざまなビジネスチャンスと

社会革命をもたらすはずだ。

政治政策、経済学、医療、ビジネス

社会保障、マーケティング・・・

さてわれわれのような

中小企業のとぼしい

脳みそしか持ち合わせていない

人間はどうしたらよいのか?

でもこうしたツールは

ふつうにエクセルのレベルになるだろう。

だからニッチな分野で

いろいろ使えるのではないか?

わかき経営者諸君の

取組みを注目したい。

これから先も

Webと情報処理の進化は

みのがせない

一大歴史のモニュメントだなあ

としみじみ感じる。

われわれのような

おいぼれには想像もつかない世界だが

一利用者として

柔軟な脳みそと好奇心は

持ち続けたいと思った。

そう思って

紀伊国屋のショーウインドーを

通過したら

Web社会のテキストシリーズが

紹介されていた。

いかんいかん

また本が不良在庫になる・・・

統計学のインパクトについては

次の記事をご参考に

http://special.nikkeibp.co.jp/as/201307/bigdata_hitachi/

会計事務所の可能性を追求する

御堂筋税理士法人&組織デザイン研究所

税理士 小笠原 でした。


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