御堂筋税理士法人創業者ブログ

ここ1週間ほど

生産性の教育のための

テキスト作りをしていた。

 

生産性の課題は

とても重要であるのは

前のブログに書いたとおりである。

 

実はこのテーマ

何年も前から念頭にあって

あれこれ思うのだが

なかなかまとまりができない。

 

テーマが大きすぎるのだろうか?

能力がなさすぎるのだろうか?

 

テキストには

次のような内容を盛り込んだ。

 

・生産性についてもつべき考え方

・自部門の生産性を考える

・生産性を高める具体策

・生産性のマネジメント

 時間管理・自己管理・部門管理

 

さて、生産性については

次のような考え方をもつべき

ではないだろうか。

 

まず生産性が上がらないと

利益も給料の増えないということである。

そうだと競争力がなくなるのである。

生産性の向上には、

改善とイノベーションの

両方の視点が必要である。

ものの本を読んでも

経済の発展は、

労働生産性の伸びによること
そして、労働生産性の伸びは、

道具の発達によると書いてあり

(アダム・スミスの洞察)
イノベーションが

経済発展の原動力である

と書いてある。

(シュンペーターのご託宣)
 

だから会社・経営者・管理者は

まず生産性の向上の

目標を持たなければならない。

 

中小企業の場合だと、

まず10,000千円/年だ。

ただしこれは正規社員で

行なうビジネスの場合である。

 

そして同時に

それは同業他社を10%以上上回る

(願わくば20%以上)

ことが大事だ。

これが競争力の基である。

 

もし皆さんの会社が

すでにそれを超えていれば

どんどんと上を追求することである。

 

その場合の

生産性の伸び率は、

GDPの伸び率を上回ることだ
 

現在のGDPの伸びは

発展途上国6~10%、

先進国2~3%程度だから

どの基準を選択するか

それはあなたしだいである。

ちなみにドラッカー先生によると

20世紀の100年間の伸び率は

平均3%であったらしい。

そのために100年間で

生産性は50倍になったとある。

 

これから生産性を見据えた

経営をしていくとなると

次のような基準が

あたまの中に必要となるだろう。

 

➀利益の伸び率

 >粗利益の伸び率

 >固定費(人件費)の伸び率
 

➁1人当り粗利益の伸び率>

 1人当り人件費の伸び率
 =労働分配率の低下を伴う

 

まあこんなところから

話は始まる。

 

いずれにしても

ぜひともいくつかの会社で

生産性の向上に

取り組んでみたいものだ。

 

もちろん弊社は

その第一の実験台であるが。

どなたか

手を上げてくださらないものだろうか?

 

しかし、

マッキンゼーの伊賀さんの

書かれた生産性の本を

読ませていただいても

生産性向上のアプローチ法には

改善とイノベーションの

2つがあるという。

 

まさにそのとおりだと思う。

というのは私がテキストで

お話するネタのほぼ90%は

改善の話になるからだ。

 

実際、テキストを

作っていても

やはりイノベーションが

決定的な問題だと思う。

 

しかしこれは

すぐれて企業家の構想力に

依存する問題だ。

 

わたしのような貧弱な脳みそでは

力を超えるテーマである。

 

市場の発見、

ビジネスモデルの構築

やはりこれこそが

根源的な生産性の

爆発的な向上策ではないだろうか?

 

そこには改善思考ではなく

思考の飛躍が必要なのである。

Quantum Leap

=量子的飛躍、飛躍的発展なのである。

 

会計事務所と

経営コンサルティングの融合

 

御堂筋税理士法人&

組織デザイン研究所

 

小笠原 でした。


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