御堂筋税理士法人創業者ブログ

大阪の税理士 小笠原 です。

朝一番の近鉄特急で伊勢に向かう。
目的は、お客さまの近づく決算の相談である。
会社にお邪魔すると、早速社長さんとご相談
現状の数字と今月の見込みから、
だいたい着陸点の絵が描ける。

今期は人材の先行投資や収益の翌期へのずれ込みもあり
来期の利益計画が管理の眼目になるだろう。
経理を担当される専務さんに
ぜひ来期の年度予算を作ることをお勧めする。

会社ではなかなか時間が取れないため
事務所でじっくり数字を計画することを提案
販売の予測と計画がだいじなので
事業部長の娘さんにもお越しいただくことに決める。
これは事務所で持っている、 「軍議の日」 という
ソフトを使って一日で担当の佐伯と相談して作るように指示する。

社長さんは、研究者である。
これからの後継体制への移行の問題もあり
約2時間にわたり、現状の課題や問題意識をお聴きする。
私は、より的確に社長のおっしゃりたいことを掴むために
的を射た質問を繰り出すことに専念する。

研究者であられる方の思考方法やパターンは
私とは異なるため、社長さんの立場で
理解するようにと努める。
そして、対話を通じて、
受け入れ可能で生産的なアドバイスができればと思う。

少し時間があったので、お昼をご一緒する。
さらに社長の考えておられる構想、夢・ロマンをお聴きする。
お久しぶりにお考えをお聴きし、
大変有意義な時間だったと感じた。

午後の電車で、奈良にある別のお客さまのところに向かう。

主たる目的は、夜の『儲かる会議』に出席することだ。
駅で後継者である常務にピックアップしてもらい会社に行く。
早速、会社の経営状況、直面している課題を
常務からお聴きする。

それを基に、前回お会いしたときにアドアイスした
顧客のヒアリングの実施結果を教えてもらう。
彼は、話をしたことを確実にひつこく実行することが
なにより立派なところである。

やはりヒアリングをして、顧客の経営状況、再販のパワーを
よくも悪くも、実感したようである。
それを基に、フリートークから
来期の課題を少し掘り下げていく。

早めの夕食であるおいしいお弁当をいただき
2階の会議室で、会議をはじめる。
資料である「儲けのコックピット」は
さらに数字と記載内容が正確で充実してきた。

受注残からひらった販売予測の金額の精度は
この会社がピカイチである。
それだけに営業の方々の取組みのまじめさには頭が下がる。
会議は、社長や常務のキャラクターもよい方向に作用して
明るくなごやかな雰囲気を保っている。
かなりお二人が努力され、気分を抑制コントロールされているのだろう。

私は今年は四半期に一回の出席にさせていただいているが
対話の交錯度、それによる現場情報、得意先情報の集まり度
意見交換の質量、ものごとの決定度
ゆっくりではあるが、確実に向上している。

これを意識して育てていけば学習組織の芽が出て、
儲かり続ける会社への扉がさらに開いていくだろう。

9月の初めの土曜日に、私の事務所で
来期の経営課題、取組みの方向性について
検討するミーティングを行うことにした。
ついでに来期の経営計画の発表会の日取りも決めて
午後10時過ぎ、散会した。

お得意先と対話し、会議に出ると、さまざまな気づきがあるが、
今日も、いろいろなことを学ばせていただいた一日であった。

税理士小笠原/河原事務所 大阪 小笠原 でした。


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