御堂筋税理士法人創業者ブログ

昨日、お客様の会社の会議に出席した。

この会社の会議を始めて

2年を超えた。

この会社の会議は

私が出ている会議の中でも

レベルの高いものになっている。

良い点はなにかを挙げると、

まず経理の質が高く

でてくる財務情報の信頼性が高い。

多くの会社で会議が崩壊する主因は

利益計算に信頼性がなかったり、

経営者の実感と大きくちがうからだ。

やはりそこの信頼性が

経営的な会議の根底にある。

また、それ以外の

部門ごとの資料も

数字や様式が整っている。

メンバーのセンスとすなおさ

がなせる技だろう。

それゆえ、資料のできばえにおいて

ストレスがないのだ。

次に、議事録の作成者の

クレバーさが光る。

会議の冒頭、前回の決定事項と

その後の実行状況を

報告してもらうのだが

記載内容がとても理解しやすい上に

フォローした内容の記載も

しっかりしている。

こうした書記的な能力も

人を得ることが必要だ。

また、議論の進め方であるが

徹底して報告と

質疑、討議を分離させている。

したがって、

ある報告について

報告の途中で質疑は議論の

密林に入り込んでしまうことがない。

部門長からの全報告を聴いたあと

質疑や討論を交わすので

とてもスッキリしているわけである。

コックピットというわたしのやり方で

会議の資料化を通じて

経営の透明化が進んだ。

各部門の仕事の内容や

実行状況やパフォーマンスが

数字によって明らかになってきた。

この会社は住宅会社であり

高業績化のカギとして

受注・打合せ・工期の短縮と

着工の平準化という課題がある。

皆さんの努力で

こうした状況が明確になるにつれて

目標が定まってきた。

いよいよ来期からは

コックピットと目標管理をツールとして

1人当り粗利益

年間20,000千円をめざす

取組みを本格化させる。

わたしは、

経営計画の意義は

1つには、

仮説の設定と検証により

経営の高業績化を

推進するツールとすること、

もう1つには、

目標を立てることにより

目標を立てないよりも

業績を大きく上向かせること

にあると思う。

メンバーの皆さんには

資料を作ることに

ご苦労をいただいているわけだが

この取組みを通じて

着実に幹部諸氏の

経営の見識が高まってきていると思うし、

それにつれて

業績が高まりつつある

手ごたえを感じているしだいだ。

経営コンサルティングと会計事務所の融合

組織デザイン研究所&御堂筋税理士法人

税理士コンサルタント 小笠原 でした。


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