御堂筋税理士法人創業者ブログ

欧米の人たちと話しをして感じることは、

彼らが、いわゆる一般教養を

身につけていることだ。

 

ということで、

このグローバル化時代、

彼らと話をする機会も増えると思うが、

我々も、しっかりとした自己認識を

もっておきたいものだと思う。

 

二宮尊徳翁は、

われわれ日本人の思想は

神仏儒の混合といっておられる。

 

そのとおりだろう。

それに現代人には西洋思想が加わる。

というか、むしろ

西洋思想+神仏儒

というのが妥当である。

 

西洋思想で、

もっとも値打ちがあるのは

科学的態度である。

 

科学的態度とは

仮説を立てる

実験で検証する

なんでも数字で表現する

である。

 

その次に値打ちがあるのは

芸術である。

音楽、絵画、建築などは

西洋人(というかギリシア人)が

人類に残してくれた至宝である。

 

だが精神的な分野では

私は???と思っている。

ここに東洋の思想の価値がある。

 

日本人の精神構造の元は、

神道(神ながらの道)だろう。

これは古事記などを読むべきだが、

つまり神様→天皇家→国民といった

一家意識・和のこころだろう。

 

次に儒教が渡来した。

これは、孝の哲理と徳に基づく政治で

現世での社会生活・家族生活

のあり方である。

 

さらに仏教が渡来した。

これは死を克服する

個人の内面のあり方である。

 

これらがそろった

平安時代の代表的文学が

源氏物語である。

 

これを読むと、平安の雅たちが、

人生のはかなさを

いかに感じていたかがわかる。

 

本居宣長は、

源氏物語に流れる精神を一言、

「もののあわれ」といった。

これもそのとおりだと思う。

 

その後、禅が入り、

武士道が形成され、たぐいまれな、

秩序・礼儀・温厚という

日本人の精神が形づくられた。

 

私たちはこの精神を大切にしたい。
どれほどグローバル化し、

様々な国の人たちが

旅行に来られ、仕事に来られ、

外国の考え方、ビジネスのスタイル、

生活のスタイルが入ってこようと。

 

ユニークさがなければ

なんの存在価値があるというのか?

 

ドイツの哲学者、ハイデガーは

どんな時代があっても

日本人は、この地上に

存在し続けてほしいと語った。

私たちはこれを励みとしていきたいものだ。

 

経営コンサルティングと会計事務所の融合

組織デザイン研究所&

御堂筋税理士法人

 

小笠原 でした。

 


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