御堂筋税理士法人創業者ブログ

小笠原です。

わたしがドラッカーさんの

忠実な教え子であることは、

皆さんご承知のとおり。

 

さて、彼は本の中で、

意思決定のあり方について

書いておられる。

 

トリヴィアな意思決定は、

自動化しておき、

重要な意思決定に

時間を掛けることができるようにする

てなことが書かれている。

 

何の気なしに読み過ごすと

もったいない、

生産性をすこぶる高める、

重要なご託宣である。

 

つまらんことに

脳みそを使うな

というわけである。

 

アップルの創業者

故スティーブ・ジョブスは

新製品の発表会などでは

いつも黒いTシャツにジーパン姿である。

あれなど、

意思決定の自動化の好例であろう。

 

さて、我が家では

夫婦の朝のあいさつ代わりの言葉は、

「今日はご飯要るんか?」である。

 

わたしが「うん」というと、

 

家内は「何食べたい」

判で押したようにの給ふ。

 

「そうやなあ、セットで」

 

これが、意思決定の自動化である。

 

解説しておくと

セットとは、決まったおかずのパターンをいう。

 

中身は、

野菜サラダ、わかめ、

なっとう、みそ汁、漬けもんである。

 

そこに、本日のおかず一品を足せば

それで晩御飯のメニューの一丁上がり。

 

飛行機のエコノミークラスの

機内食のベースセットと同じである。

 

あとは、「チキン?orビーフ?」となる。

 

本日のおかずは、その日により

阪神の一切れ230円のシャケであったり、

R1/fのおかずサラダであったり、

もらい物の缶詰や干物であったり、する。

 

なので脳みその消費電力は

ほとんどゼロに近い、

ご臨終まじかの脳波のようである。

 

しかも、このメニューでいくと

0といっても言い過ぎでない

カロリー摂取量である。

 

これで、ワイン抜きとなると

あっという間にダイエットできる。

 

こういう領域を

生活の中でふやしていくと

仙人か、覚者、菩薩になれるだろう。

 

こうしたメソッドは

外食するときや、

旅行を決めるときにも活かされている。

 

外食など、普段は

半径数キロ以内で行きつけのところ

10店舗くらいで事足りる。

 

避けるべきことは、次から次へと

おなじ分野の店を

開拓し続けないことである。

『知足』である。

 

旅行も、同じことである。

 

衣食住というが

着る物も着た切り雀に

なればいいわけである。

しかし、残念ながら

そこまで悟りきっていはいない。

 

まだ、おしゃれをしたいからだ。

まあ88歳くらいになったら

それもできるかも。

 

また欲について考えてみると

食欲、金銭欲、独占欲、

性欲、事業欲、知識欲・・・と

まあ、きりがない。

 

さいわいこのうちのいくつかは

かなり、なかにはまったく

なくなったものもある。

その一方、知識欲などは

ますます膨らむばかりだ。

 

キケローが

『老年について』で

書いているとおりである。

 

選択と集中、

優先順位を決め集中する

ドラッカーが、

成果を挙げるために

もっとも重要な原則といったとおりである。

 

経営コンサルティングと

会計事務所の統合

 

組織デザイン研究所&

御堂筋税理士法人

 

小笠原 でした。


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