御堂筋税理士法人創業者ブログ

昨日、一通のメールが入っていた。

発信人 MIKE 〇〇 

“WIR SIND
VOM 18.09. BIS AM 01.11.2014
NICHT ERREICHBAR
BITTE KEINE MAILS
IN DIESER ZEIT DANKE”

???

グーグルの翻訳にかけると

「わたしたち、
9月18日から11月1日まで
旅行中で、連絡が取れません。
すみませんが、
この間はメールご遠慮ください。
ありがとう。」
とあった。

―――――――――――――――

以下の話は私のざれ言である。
現役でビジネスに
奔走されている立場の
経営者の皆さんからは
眉をひそめられる向きも
おありかもしれないが

私も、もうすぐ62才である。
サラリーマンの友達は
ついに全員が
現役のキャリアをリタイアした。

はばかりながら
私ものんびりさせていただいて
ばちの当たらない歳かと思う。
なので
こんな話をさせていただくわけです。
お許しいただきたい。

―――――――――――――――


それにしても
ヨーロッパの人は
ごーじゃすである。

半分リタイアしているとはいえ
6週間も夫婦水入らずで
旅行するのだから。

くだんのメールの送り主
であるマイク氏とは、
ある音楽会の会場で知り合った。
美人の奥さんが自慢の
(これはほんとうにそうだ)
スイスのGuyである。69才、
建設会社をしているそうな。

彼と、その会場で
なんと2年続きで
偶然に顔を合わせたものだから
お互いにびっくり!

そして、いきなり携帯を出して
写メを見せる。
なになになに???
車が燃えている写真である。
「わし、イタリアでえらい目に遭うてん
車が燃えてな、このとおりや!」

突然、自分のストーリーを語りだす。
典型的な中小企業のおっさんである。
「命が無事でよかったやん。」


そして
「電話番号を教えるから
 近くにきたら電話してこい」
という。

スイスのベルン近郊、
トゥーンという町に住んでいて…
私がそこに行く予定に
なっていたからだ。

ほんまにええんかいな?
と思いつつ

でも根が甘えたなものだから
あつかましくも、電話を入れると

なんと翌々日の朝
ホテルまで車で迎えに来てくれた。

そして丸一日
とても普通ではいけない
スイスの秘境にまで
車で連れて行ってくれた。

お忙しいと思うのに
恐縮至極である。

おかげですばらしい
アルプスの絶景に
ふれることができた。


彼は、1945年生まれ
わたしより7つ兄貴である。
インターラーケンという町で
ビジネスをしている。

仕事のウェイトは30%
株式も近々後継者に譲って
49:51にして
彼にイニシアティブを取らせるという。

ビジネスの行き方は
大変参考になる。

いろいろ話を聞いてみると
17歳でスイスの
ボクシングの準チャンピオンになり
その後、オーストラリアで
プロボクサーをし、
さらにハリウッドに行って
スタントマンをしていたという。
仕事の事故で
大けがをして6ヶ月も入院していたそうだ。
平凡な俺の人生にはない
ストーリーフルな人生だ。
そのときもらった保険金で
スイスにもどり
建設会社を買ったのだという。
(これはジョークだろう)

そして時代の流れに沿いながら
100人規模だった会社を
今は十数名にして経営している。

スイスの4000m超の山は
全て踏破したという
筋金入りの体育会系のおやじだが

「だけどな、SHIRO
 おれ、ビジネスではめっちゃ
 コンサバやねん」
とのたまう。

たぶんこれはほんまだ。
それは家内が出した
コーヒー代の領収書を
めざとくも
「これもろてええか?」
とさっと財布に入れたから。

ヴァレというところに
アパートをもっていて
冬はその別荘でスキー

冒険好きは相変わらずで
おとどし、去年と
2年続きで左右の肩を
骨折したとか

社長、たいがいにしときや。


奥さんは気が気ではないだろう。

こんなでかい

いうこと聞かん息子がいれば。

まあ、そんなんを

楽しめる女性なのだろう。

自宅でシャンペン!は、
見物に時間がかかり
来年以降のお楽しみになったが。

来年は、日程をあわせて
例の音楽会にいこうと話し合った

この男、
どうも私は馬が合うなあ、
というのも、
私がふだん接するお客様に
よくあるタイプの
中小企業のおやじだからだ。

ゼニ勘定にシビアで
開放的で面倒見がよく
奥さんに帳面をつけさせている。
税金や資金運用の話になると
イキイキと目が輝きだして
やたらとアクティブで
年甲斐もなくけがばかりしている
憎めないおやじである。

こんな知り合いができていくのも
旅の楽しみである。
今から、来年が待ち遠しい。

会計事務所の可能性を追求する
御堂筋税理士法人&組織デザイン研究所
大阪 税理士 小笠原 でした。


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