御堂筋税理士法人創業者ブログ

ドラッカーの『マネジメント』のまとめを
ようやく終えることができた。

まとめをしようと思い立った動機は、
とかくむずかしいといわれるこの本を
どうにか、中小企業の経営者にわかりやすく
お伝えしたいという思いであった。

昨年12回シリーズでさせていただいた
『ドラッカー・マネジメント講座』のレジュメを
基に、説明を加えていったのだが、
結局A4、120ページという大部になってしまった。

でも、私なりにたいへん勉強になった。
というのも、あまり興味がわかず
さらっと流していたところが
今回よくわかったからだ。

今出回っている『マネジメント』の本は
著者の了解を得て、かなりアレンジしたもののようだが
しかし原著の直訳からは比較にならないほど
わかりやすくなっていてありがたい。

上中下の三巻構成だが
中巻は、仕事の分析と人間のあてがい方
マネジメントの内容やマネジメントスキル
組織の組み立て方について書かれ

下巻では、経営者の仕事、経営チームの作り方
企業の規模のマネジメント
多角化、グローバル化、イノベーション
などに対する取り組み方が書かれている。

どれもこれもとっても大切なことで
しかも、それらに対する基本的な
考え方や心構えが懇切に書かれている。

ここのところをしっかりと学ぶのが
『マネジメント』の学習の真髄だろう。

特に私などは、そうした戦略論は弱かったので
ドラッカーのこうした考え方は
あらためてたいへんなヒントになった。
これはそこかしこで経営計画などの
ご相談にあずかる上でとても助かる。

これらはメルマガで順次皆さんにお伝えしたい。
また、機会があれば、勉強会を開きたいと思っている。

ところで、今日経新聞の『私の履歴書』は
マーケティングの大家、フィリップ・コトラー教授である。
今日3日の記事にこう書かれている。

学生時代の読書と勉強について
「古典は教養の宝庫だ。
プラトン、アリストテレス、マキャベリなど
哲学者の思想に触れ、思索するのを心から楽しむ。
この時に批判的思考能力を身につけたことが
生涯のテーマとなる
『より良き社会を築く』ことへの
興味がわいてきたのだと思う。
古典からは数学、経済学、工学などの知識を
得ることはできないが、
今日の学生の多くが起業やイノベーション、
技術に興味があっても
優れた思想にあまり関心がないように見えるのは残念だ。
過去の偉大な思想を知ることは
世の中を変える源泉になり、
若者には必要な栄養素のはずだからだ。」と
そのとおりだと思った。

さて、経営について考えてみると
やはり、マネジメントについてはドラッカーに尽きる。
また、マーケティングについてはコトラーに尽きる。
この二人の考え方をしっかりと学ぶことは大事なことだ。
私はそれを皆さんにきちんとご説明したい。

コンサルティングに強い
御堂筋税理士法人&経営エンジン研究所
大阪 税理士 小笠原 でした。


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