御堂筋税理士法人創業者ブログ

大阪の税理士 小笠原 です。

昨晩は、事務所のセミナーのあと、
大阪木材青年経営者協議会さんのセミナーで
「お金の残る会社の作り方」のお話をして
そのあと、今日のために高松に前泊しました。

今日は、パナソニック電工の関係で
幹部の方々への一日勉強会に出講しました。

テーマは『経営幹部の役割と仕事術』です。
丸一日なので、かなりのお話をできますが
受ける方は大変だと思います。

初めに今日のお話の筋を、幹部のテーマを
「成果のあがる課題に、専心する」こととしました。
そのために何をやり、何を身につけなければならないか?

まず成果のあがる課題を見つけるということです。

そのために数字力を身につけること
数字力とは、儲けてお金を残すために
自分の部署の課題は何かを特定できる力をいいます。
そのための秘訣のツールは、
『儲けの方程式』を自在に使えるようになることです。
儲けの方程式とは、利益=売上高×粗利率-固定費 のことです。

次に思考力を身につけること
思考力とは、意思決定・問題解決にむけて
もれのない考えをし、的確に問題を特定し、
取り組むべき課題を決める事をいいます。
そのための秘訣のツールは、
『MECE』を常に意識して、ものを考えることです。
MECEとは、もれずだぶらす という英語の略です。
だからいつでも、それMECE?と自問し、相手にも尋ねることです。

そして、その課題に専心するということです。

そのためにはマネジメント力を身につけなければなりません。
マネジメントとは、計画・組織化・人材配置・指揮・統制をすることです。
具体的には、常に仮説と検証のサイクルを回せるために
1ヶ月の自己チェック→個人面接→会議開催→フォローアップを
確実に行なうことです。
このことだけが、圧倒的に儲かり続ける会社にする条件である
『学習組織』を可能にしていきます。

中でも、特に時間管理と重点集中の態度が大事です。
時間管理は、ドラッカーも経営者の第一の課題にあげているくらいですから
成果をあげるためにもっとも基本的な事項ですよね。

つぎにコミュニケーション力について考えてみました。
コミュニケーション力は、幹部として部下を巻き込んで
成果をあげるために必須のスキルです。
経営は打率ですから、いかに顧客のニーズに適合した
製品やサービスを提供できるかが、成果のポイントです。
そのためには、全員の知恵を結集しなければなりません。
そのためには、自由にものが言える風土でなければならず、
その原点は、リーダーが人の話を傾聴できるかどうかということです。

そこで、今私がたいへん重要視しているものは
コーチングのスキルです。
これが、傾聴力を鍛えるもっとも効果的な方法だと考えているからです。

最後にリーダーシップとその発揮のための価値観のお話をしました。
わたしにとって、価値観のお話はまだまだ荷が重いのですが
それでも、貴重な機会だと思い、その内容、いかにして学ぶかについて
お話をさせていただきました。

儲けの方程式の活用、時間の使い方の現状分析など
ワークももちろん入れましたが
それでも全般には、お話と質疑で進めていきました。
皆さんにはお疲れだったと思いますが
幸い、船を漕ぎだす方もいなくて、
おおむねよくわかったと好評だったようです。

私としては、ぜひいくつかのことを
今日から実行していってもらいたいという思いでいっぱいです。
なにせ陽明学の『活学』、つまり学びをいかに活かすかですから、
『知行合一』ですね。

税理士小笠原/河原事務所 大阪 小笠原 でした。


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