御堂筋税理士法人創業者ブログ

大阪のコンサルティング税理士 小笠原 です。

 

昨日は旅の計画・旅のしかたについて
私なりの気づきをお話ししました。

今日は読書や知的な探求についての

私が今行きついている認識をお話ししてみたいと思います。

 

まず、何か知る必要のあるテーマがあるとします。

たとえば、「西洋のものの考え方はなぜそのようになっているか?」

それが気になってしかたがないとします。

その場合、どのように調べていけば、

効果的で効率的に目的を達成できるでしょうか?

 

まず、大きく全体像をつかみます。その方法ですが、

インターネットで、「西洋の思想史」てな
キーワードで検索をしてみます。

気になるページをどんどん見ていきます。

その中で運が良ければ、知りたいことに
関連する内容がわかりやすく

書いているページに遭遇する場合があります。

また、どういった本がお薦めなのかもわかってきます。

 

そして、次に、「猿でもわかる西洋思想史」とか、

「小学生のための西洋思想史」といった
超簡単要約本、入門書を調べます。

いろんなHPやブログ、質問に対する回答を見たり

アマゾンのページなどで検索し、
書評を丹念に読んだりします。

 

そして、場合によっては、
ジュンク堂などの大きな本屋さんに行って、

実際に本を眺めます。
さらにその売り場のほかの本もスキャンしていきます。

 

次に気に入ったHPや、超簡単本をもとに

マインドマップなどで

知りたいことに関する考え方の全体像や
その流れ、コンセプトなどを

ビジュアル化してまとめてみます。

マップに気づいたことをどんどんメモ書きしていきます。

ポイント、興味あること、問題意識、

あるいはその考えが自分の考え方に、
ぴったりくるか、違和感があるかといったことです。

なぜなら、そうすることで、より深く、知りたいことを
浮き彫りにしていくためです。

 

その上で、もう少し高度な、

たとえば「高校生のための西洋思想史」
くらいにチャレンジしてみます。

それを読んでみて、よく理解できるかです。

少し歯ごたえがあるくらいの本でも、
少しなやみながらでも、頑張って読んでみます。

 

ちなみに、デカルトは、その著書「省察」の冒頭で、
この本は3回読んでみてください

なんて、自作の読み方まで教えてくれています。

また、朱子は、本をじっくり読んで
よく考えなければならないことをアドバイスしています。

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そして、マインドマップの全体像の中で、

大事な本、気になる著者を特定していきます。

 

さらに、その人の考え方、生涯の簡単な解説を
インターネットや本で読みます。

 

最後に、いよいよ著者の原書にチャレンジです。

わからなくても、がまんして読み進みます。

何回も、何冊もチャレンジしていくと

始めは難しいなあと思っていたことが
だんだんわかってきます。

 

やがてスラスラわかるようになります。

そして、核心となるところの文章にこころが感応します。

そこで、ふかく「そうか!」と感動するのです。

 

読み終われば、「結局、この話はこういうことか」とまとめてみます。

そして、そうした自分の認識内容を、身近なだれかに話してみます。

話をすることで、話して行きながら、自分の中であらたな気づきが

そのときそのときで出てくれば最高ですね。


そんなふうにものごとを調べていくと

本を読んだ場合でも、
そうしないよりもはるかに深く理解できて

自分の血肉としていけるようになるのではないでしょうか。

めんどうなようですが、
お釣りがあまりあるものの調べ方、
思考の深め方だと思っています。

 

コンサルティングに強い税理士小笠原/河原事務所 大阪 小笠原でした。


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