御堂筋税理士法人創業者ブログ

一昨日、福岡で西日本シティ銀行(NCB)さんで
ドラッカーに学ぶ経営のセミナーをさせていただいた。
その中で、『経営者の条件』に書かれた
成果をあげる経営者に求められる5つの習慣力
という話をさせていただいた。

そこで、ふと思ったのだが、
私が、経営者の方々のご相談を受けて
さまざまなアドバイスや思考の誘導役をしていく際に
この5つの習慣力をしっかり使っていらっしゃるか
確認しておく必要があると。

5つの習慣力とは、
・経営者の時間の使い方
・組織に対する貢献の役割自覚
・人間の強みに焦点をあてること
・優先順位の高いことに集中すること
・成果のあがる意思決定術をもちいること
である。

経営者の成果、つまり業績を挙げる条件について、
エジソンが電球を発明したり、
ニュートンが万有引力を発見したり
そんな、すごいことは必要ない。
しかしどうも、経営者がそのような幸運を望んでいる気がする。
そして、そうした幸運が来ないことを嘆いているようだ。

そうではなく、当然のことを倦まず行なうということが条件だと
やはり、思い至る。
やることをやっていないから、幸運にも行きあたらないのは理の当然だ。

その当然のことが上の5つだ。
だから、私は相手に、これらについてどのような状況か
しっかり、確認をすることが大事だなと思う。

はじめに、問うべき質問は、
「あなたは、ふだん主に何に時間を費やしているのか?」
である。

それに続くものは、
「あなたのなすべきことは何か?」
ということである。

その次に、
「何をなせば、業績は挙がるか?」
という質問である。
当然のことながら、このことがもっともタフな質問である。
それに答えるためには、
5つめの、成果を挙げる意思決定術を用いなければならないだろう。
それは、いわゆる徹底して論理的に考えるということだ。

そこまでわかったら、
どうして、メンバーに払っている給料から
得られる成果を最大にするかである。

それは、メンバーの強みを引き出し、
最大のやる気を引き出すことで得られる。

もちろん、きびしい要求も必要である。
しかし、それは経営者のリーダーシップが認められた上で
メンバーに受容されるものだ。

それゆえ、次の質問は
「メンバーの強みは何か?」
「自分の強みは何か?弱みは何か?
(これは、弱みを補うことを考えるため)」

最後に、しっかりと上の質問に対する答えが出たら
「もっとも優先して時間を割くことはなにか?」を問うことだろう。

とにかく、経営者が経営者の仕事をする。
バタバタしなくなるように、整えることだ。

そのためには?何をせねばならないのか?
まず、そう固く思うことだ。
とは、あまたの先人の教えだ。

この話を読んでみて、思い当る節があれば
時間があったら、あなたも一度自問自答してみてください。

コンサルティングに強い経営エンジン研究所/税理士法人小笠原事務所
大阪 小笠原 でした。


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