御堂筋税理士法人創業者ブログ

大阪のコンサルティング税理士 小笠原 です。

久しぶりに、メンタルヘルス協会の心理学セミナーに参加しました。
今日のテーマは、基礎コース前篇の第1回
『相手の問題を解決にみちびく聴き方』です。
つまり最初の最初の回なのです。
そんなの、まだ出てなかったの?という感じですが
自由受講なので、そんなめぐりあわせになってしまいました。

受講者は30名程度、やはり午前中のクラスだけに少ないですね。
女性が多いですが、私と同じテーブルでは
福祉関係の方が多いようでした。

今日の先生は、丸山弥生先生。
いつもどおり楽しく、豊かなパフォーマンスで
講義を進めてくださいます。

さて、話はカウンセリングの大家、カール・ロジャースの
来談者中心療法のさわりの話
カウンセリングでは、相談者がどうしたいのかを明らかにする
そのためには、クライアントに語ってもらう、
そのためには、カウンセラーは傾聴をするということです。
したがって、傾聴ということをしっかりと学ぶことになります。

わたしは、『コミュニケーションの障害となるお決まりの12の型』
に興味がありました。今回それをじっくりお見せいただきました。
それは
1.命令、指示
2.注意、脅迫
3.訓戒、説教
4.忠告、解決案の提案
5.講義、講釈、講理の展開
6.批判、反対、非難
7.賞賛、同意、評価→条件付き承認
8.バカにする、辱かしめる、悪口
9.解釈、分析、診断
10.激励、理解、同情
11.探る、質問、尋問
12.ごまかす、注意をそらす、笑いにまぎらす
です。

わたしには、3、6、9といった重い症状があります。
なんとかしなければと思うのですが、
はびこった古くからのカビのように付着しています。

わたしたちは行動の四角形、つまり心の窓を通じて
外の世界を見て、外界・他者と関わりをもち
コミュニケートしていくわけですが、
それらはすべて、事実の自己の受け取り方によって
ジャッジし反応していくわけです。

その受け取り方は、大別して
わたしにとって問題なし、問題ありがあり
わたしにとって問題なしで、相手にとって問題ありの領域が
カウンセリング的な聴き方、接し方の必要なケースなのです。

そして上の12の反応のしかたは
問題ありを問題なしの領域に引き上げようとする発言である
と丸山先生はおっしゃいます。
なるほど、そうだと思いました。
そこには、自己のしつけ、常識、価値観、固定観念、都合が
影を落として、自己の受容ラインをあげ下げしています。

カウンセラーはできるだけ、これらのものをとっぱらって
透明になっていくことが必要なのだということです。

ロジャースの考え方は、
『相手を変えようとせずに、まずわかろうとせよ』ということだそうです。
そのための、最大の方法は『聴く』という行為です。

わかろうとするとは、”I see”共感をもって受け止めること
そのためには
受動的聴き方→能動的聴き方で『わかる』ことだそうです。
Passive Listenning → Active Listenningです。

受動的聴き方とは、話を受け止めることです。その手順は
・沈黙・・・黙って耳を傾ける。
・あいづち・・・聴いていますよというメッセージ
そして
・心の扉を開く質問をする・・・ドア・オープナー
ことだそうです。

そのあとの能動的聴き方とは、話を共感的にわかることです。
その手順は
・くり返す・・・相手への共感を示す
・要約する・・・まちがっていないか確認する、相手において整理される
・感情をくみ取る・・・それらの結果思いをくみ取ることができる
それらを通じてフィードバックをしていくということです。

こうしてクライアントは、カウンセラーの話しや態度から
自分自身の言動をふりかえり、考え、態度を決めていくわけです。

とても簡単な講義でしたが、
あらためて話の整理ができ、あたまが整理できました。
ほんと、シンプルでよくまとまった内容ですね。
わたしのようなバカには、ときどき聴かなければならない話です。

コンサルティングに強い税理士法人小笠原事務所 大阪 小笠原
です。

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