御堂筋税理士法人創業者ブログ

大阪の税理士 小笠原 です。

午前中、大阪のある印刷会社さんで
営業マンの債権管理の勉強会をさせていただきました。

初めてお伺いする会社で、準備もあったので朝9時に
会社に伺いました。
受付の方に階段を上っていくと
威勢のよい、朝礼の掛け声が聞こえてきます。

へえー、おもしろそうだなと思いましたが
ドアを開けるのは控えさせていただきました。
朝礼が終わったと思しきころ、おもむろに受付に行き
担当の管理本部長さんにご挨拶をしました。

私)「ずいぶん、威勢のよい朝礼ですね」とお聞きすると
本部長)「びっくりされたでしょう。当社ではぞれ以前あまり声が出て
   いなかったので、社長が勉強してきて取り入れたのです」
とのことでした。ずいぶん勉強熱心な社長さんのようです。

このお会社でも、最近貸し倒れが起こり、
債権管理のしくみと意識の重要性を強く感じられたとのことです。
そこで私は4回シリーズで債権管理の勉強会をされることを
提案しました。

その内容は
1.新規に取引するときの注意点
2.日常の債権管理のポイント
3.定期的な得意先の信用状況のチェック
4.危急時の債権管理のポイント
です。

各2時間のあいだで
考え方、ポイントと事例やフォーマットをお話しし
それを基にして、会社で債権管理のしくみを作っていただければ
いいなと思っています。

今日は第1回ということで、『新規取引時の債権管理のポイント』
を勉強しました。
登記簿謄本からの会社のチェックのしかた、帝国データバンクの
信用調査資料の活用のしかたや見方、契約書の結び方、
相手の会社の観察と評価の視点、会社の業務の流れ
などです。

最初に全員に、債権管理に関して学びたいことをメモに書いていただき
それにお答えできるようにすすめていきました。
最後に質問者のお一人おひとりに、私が質問に答えていたか
あなたの疑問は解消されたかをお訊きし、解消されたとのお応えを
確認して勉強会を終えました。

ちなみにそのとき事例に使った、あるお得意先の帝国データバンクの
信用調査資料の内容がかなりひどかったので
私見を述べたところ、勉強会を終わった後
社長さんがご心配され、私に「小笠原さん、この会社、取引をやめた
方がよいでしょうか?」と尋ねられましたので、
私は、「社長、かなり具合の悪い会社に思います。止められた方が
よいと思いますよ。」とお答えしておきました。

しかし30歳台前半の若い社長さんが、大変勉強熱心で、また営業の
部長さんや管理の部長さんも誠実な感じの方で好感のもてる
お会社でした。

税理士小笠原/河原事務所 小笠原 でした。


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