御堂筋税理士法人創業者ブログ

わたしの古事記の

読書、味わい方の最後は

私たちの生き方・あり方の教えです。

 

古事記では、

イザナギの命(みこと)が

神々を産んだ最後に

左目を洗って、

 アマテラスオオミカミを

右目を洗って、

 ツクヨミノミコトを

鼻を洗って、

 スサノヲノミコトを

お生みになられた。

 

そして、

アマテラスは高天原を

ツクヨミは夜の国を

そしてスサノヲはこの世を

治めるようにと

担当を決められた。

これを「ことよさし」というそうです。

 

ところがスサオヲは

この世の国造りの役割が不満で

ぶーぶーと文句を言って怠業します。

これを「なきいさち」というそうです。

 

それを見た父、イザナギは

彼を追放し、

姉の許に行けと命じられた。

これを「まいのぼり」というそうです。

 

そこできびしいフィードバックをうけ

改心し、自己変革をしました。

これを「みそぎ」というそうです。

みそぎとは身を濯ぐことだそうです。

滝で冷水を浴びるなんかそうですね。

 

そこでおたけびをあげ、

うるわしきこころ(善心)と

あかきこころ(清明心)を

もちました。

 

そこで、アマテラスは

そのあかしを立てよといわれ、

アマテラスのひかりを受け、

ひかりに包まれた。

これを「うけひ」というそうです。

そうして精神を静めた。

これを「みたましずめ」というそうです。

 

「ひ(日)」は

神から天皇、そして先祖を通じて

われわれ自身の中にある

魂の実体だということです。

(「おかげさま」ということばも

 これに関連しています)

 

そして、彼は人の本となる

「御子(みこ)」を産みます。

みは実体、こは子です。

 

「うけひ」とは

人の根本にある力で、

それがこころとして動くとき

「まごころ」というのです。

 

こう考えていくと

「うけひ」とは

人が、生を受けて、

天源を発揮する

なにより大切なことになりますね。

 

こうしてスサノヲは国造りに励みますが

調子に乗りすぎて

雄たけびをあげ、

技術で天界をかき乱します。

これを「かちさび」というそうです。

 

こういう考え方から行くと

源頼朝や北条義時

それを範とした徳川家康などは、

皇統の国体をゆるがし、

ないがしろにする

「かちさび」の唯物論者であり、

 

楠木正成、豊臣秀吉や

吉田松陰、西郷隆盛などは

その国体を保持しようと身を挺した

統合論者、忠臣

ということになります。

 

よく考えなければならない

と思ったアマテラスは

天の岩屋戸にこもってしまわれます。

これを「みかしこみ」、「おこもり」と

いうそうです。

 

世界はまっくらになりました。

びっくりした神々は

その前に集まって思いあぐねます。

 

これは、技術は理念に

従わなければならないという

教えなのです。

 

そこに使わされたのが

「思ひ兼ねの神」で

彼の発案により、

日を形どった鏡がつくられます。

 

神々はそれを見て

あらためてアマテラスの存在の

大切さを知ったのです。

 

天皇が代々引きつぐ

三種の神器は

鏡と勾玉と剣ですが

それらは、それぞれ

みの本質、すべての材料、そして技術を

表しているのだそうです。

 

こう考えてくると

「ひ」が私たち民族の本質だと

いうことになります。

 

「日の本」が国の名となり、

「日章旗が」が国の御旗となり

「鏡」がご神体であることも

しごく納得できるところです。

 

第二次大戦の敗戦後、

日本に進駐した連合軍は

古事記を読んで、

荒唐無稽な話だと

言い捨てたいうことですが、

ここに記された

民族の創生と生き方の教えを

感じ取ることは

夢にもできなかったのです。

 

それをいうなら、

彼らの信仰の元になり

押し戴いている

異民族、ユダヤの神の物語と

ヨシュアの奇跡の物語の

荒唐無稽さは

どう説明するのでしょうか。

 

各民族の信仰に対しては

私たちは、お互いリスペクトして

真摯に向き合い、認めなければ

ならないと思います。

 

古事記を読んで

あらためて、日本人の

こころの源を学ばせていただいた

思いがしました。

 

私たちはあらためてその意義を

すなおに受け止め

子孫に伝えていかなければならない

と感じたのです。

 

実に、古事記に向き合って

よかったなあと思っています。

 

おしまい

 

経営コンサルティングと

会計事務所の融合

 

組織デザイン研究所&

御堂筋税理士法人

 

小笠原 でした。


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