御堂筋税理士法人創業者ブログ

左脳を使って、儲かるようにする方法の読書が一段落したので、
また、枕元にある旧約聖書の続きを読みだした。

なにせ細かい活字で、1,700ページもあるから
ぼちぼちいこか、の精神でのんびり読んでいる。
・・・歴代の書(ダビデ・ソロモンの系譜・・・徳川15代みたいなもんか)
エズラの書、ネヘミアの書を経て、
トビアの書、ユディトの書、エステルの書と進んできた。
不謹慎だが、ああ、やっと788ページって感じである。(フー)

その中で、『トビアの書』というのが少し印象に残った。

話は、正しい考えをもち、正しい行ないをした
バビロン捕囚時代、危険を顧みず、
死人を葬ってやったトビト、トビアの親子に、
悪魔に魅入られて、7度も初夜に新夫に先立たれたサラがからむ話だ。
トビトは、雀の糞が目を直撃して盲目になってしまう。
死を願うトビトは、弟に預けていたお金のことを思い出し、
息子のトビアに取りに行かせることになるのである。
(実は、その弟の子供がサラで、トビアとサラは結婚することになるのだが)

旅立ちに先立ち、父のトビトが、息子のトビアに語るシーンは
人生の教訓や格言で心を打つ。

「わたしが死んだら盛大に葬ってくれ。
おまえは母を尊び、一生ずっと母をたいせつにし、
気に入ることをせよ、母を悲しませるな。
息子よ、母がおまえを胎にやどしていたとき、
どんなに多くの危険に耐えたかを忘れるな。・・・

息子よ、一生、主に忠実を守れ、
罪を犯し、主のおきてに背こうとするな。
一生の間ずっと、不正な道を歩かず、善いことを行なえ。
もし、おまえが真理によって行ないつづけるなら、
おまえのすることはすべて成功するだろう。
正義を行なう者はそうなるのだ。

おまえは、持っているもののうちから施しをし、
いつも、貧乏人に顔を背けるな。
そうすれば神は、おまえにみ顔を背けられることはあるまい。
施しは豊かにはかれ、多くを持てば多くを与えよ、
少ないものしか持っていなければ少なく与えよ、
だが施しをためらうな。
それは乏しい日のために、豊かな宝を備えることになる。・・・
いと高き者のみ前で、施しをする人々にとって、
それは値打ちのあるささげ物となる。

おまえのために働いてくれる者の賃金は、
明日に延ばさず、すぐに支払え。・・・
息子よ、よく警戒して事を行ない、慎重に歩を運べ。
おまえのしてもらいたくないことは、他人にもするな。
ぶどう酒は酔うほど飲むな。過飲を道連れにするな。
飢える人にパンを分け、裸の人に服を与えよ。

智慧のある人から意見を聞き、
ふさわしい助言を軽んじるな。
どんな場合にも神なる主を祝し、
主に向かって、おまえの旅の道づれとなり、
おまえの道と企てを成功させてくださるようにと願え。
知恵はどんな民にも与えられているものではなく、
すべて善を与えたもうのは主である。
主は望みのままに人を高め、
あるいは死の住まいの底の底まで人をいやしめられる。
そしていま、息子よ、こういう戒めを心に刻み、つねに思い出せ・・・」
(フェデリコ・バルバロ訳、聖書より)

こうして、息子は旅に出る。
それをアカンパニー(お伴として道づれとなす)するのは、大天使ガブリエルである。

わたしも、もちろんガブリエルのようでありたいし、
とりわけ、わたしのスタッフに
ただしき道を歩もうとする経営者の
旅のお伴になってもらいたいなあと心から願っているのである。
はじめてお話するかもしれないが、
『アカンパニー(Accompania)』というのが、
おこがましいがわたしのこころの標語なのである。

コンサルティングと人材育成につよい 経営エンジン研究所/税理士法人小笠原事務所
大阪 小笠原 でした。


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