御堂筋税理士法人創業者ブログ

ギリシャの哲学者、プラトンの『国家』を読む。
哲学者が政治をしなければならないという話だ。
これを読むわたし的には、
経営者は哲学をもたなければならないと読みかえる。

ここでは哲学者が国を作る手順を、
画家が絵を描くことになぞらえて語っている。

1.画布の汚れを拭う
  その仕事にあたる哲学者たちは、
  いわば画布に相当するものとして、
  国家と人間たちの品性を受け取った上で
  まず第一に、その画布の汚れを拭いさって
  浄らかにするだろう。
  これがそもそも、容易ならぬ仕事なのだ。

⇒社長による社員への理念の浸透を言っている。

2.形態を下書きする
  相手が一個人にせよ、国家全体にせよ、
  これを清浄な状態で受け取るか、
  あるいは自分自身で清浄にするか、
  どちらかでなければ、
  それまでは決して手をつけようとはせず、
  法を起草しようともしない・・・
  その次に彼らは、国制の形態を下書きする・・・

⇒次に、ヴィジョンや計画、その進め方を決めるのだな。

3.真実在を意識しつつ絵を描いていく
  その仕事を仕上げていきながら、
  彼らは、真実在としての『正』や『美』や『節度』や、
  すべてそれに類するもののほうに目を向けるとともに
  他方こんどは、人間たちのなかにつくりこもうとしている
  その写しのほうに目をやるというふうに
  何回となく両方を交互に見つめることだろう。

⇒ヴィジョンに向けて、社員を変革していく作業にかかる。

4.人間の生と営みに神の似姿を作り込む
  そこに真の『人間』の似姿を作りだそうとするだろう。
  ホメロスが・・・『神の似姿』と呼んだところのものを範とし、
  それにしたがって判断しながらね。
  ・・・ついには、できるだけの力を尽くして
  人間の品性を、可能な限り神に愛される性格のものに
  つくりあげるだろう。

⇒ひたすら社員を教育し、お客さまから信頼される
 人柄の社員に育てるのだ。

プラトンの時空を超えた思想に接し、美しい言葉だと思ったし、
リーダーの役割に思いが至った。

プラトンは、そうしたリーダーの育成には
少年期の体育に続いて、
成人になったあと、数学をしっかり学ぶ必要性を説いている。
やっぱり金勘定でけへんかったら経営できんもんなあ。
常々、わたしがお話していることを
プラトンに後押ししてもらってとってもうれしい!

最後に、これは『第七書簡』の冒頭の一節から
こころに残る一節をご紹介

「国家も、個人生活も、
およそその正しいありようというものは、
哲学からでなくしては見定められるものでないと、
・・・正しい意味において真に
哲学しているような部類の人たちが、
政治的支配の地位につくか、(それはむりだろう)
それとも現に国々において
政治的権力をもっているような部類の人たちが、
神与の配分ともいうべき条件を得て、
真に哲学するようになる
かの、
いずれかが実現されない限りは、
人間のもろもろの種族が、
禍いからまぬがれることはあるまい。」

つまり、経営者は経営の哲学を学ばなければ
社員は幸せにできないということだ!

プラトンは、西洋のその後の学問は、
偉大なるプラトンの思想への注釈作業だと
いわしめたくらいの大哲学者である。
そのことばは胸に突き刺さる。
皆さんはいかがだろうか。

コンサルティングに強い税理士法人小笠原事務所 大阪 小笠原
でした。

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