御堂筋税理士法人創業者ブログ

大阪のコンサルティング税理士 小笠原 です。

朝の新幹線で東京に行く。
先週土曜日まで3泊で東京だったので
結局、日曜日をはさんでとんぼ返りである。

さて10時から、ある会社で経営計画の策定プロジェクト
今日は第二回目だが、今日から若手中堅幹部も入っての検討である。
こうして参加者の範囲が広がるのはよいことだ。

事前に皆さんにまとめていただいていた
わが社の中長期の課題を順番に発表いただく。
まずは論評抜きで発表いただき、質問のみを受け付けた。
ここらあたり、社長さんはさすがで、ほとんど批評批判は控えられた。
私は、ホワイトボードに皆さんの発表をまとめていった。
そして、あれこれ論議いただく。
午前中でおおむね基本の課題を再確認した。
・営業の人的販売力で他社に抜きんでる。
・営業の増大に合わせて必要な設備更新を行なう。
・営業の人材(主に)の定期的な採用と人材の育成に注力する。
・給与制度の透明化・納得性を高めていく。
というのが主なテーマである。
シンプルだが一貫した取組み課題だ。
前回決めた、事業の定義、事業の卓越性の定義にも合致する。

ちなみに卓越性の定義は
・理解する力、応用する力、提案する力、実行する力
 それにより、個人の能力を結集して組織の力となす。
というものだ。

午後からは、5年後の業績目標を仮定して
それに必要な、先行人材投資、設備投資を検討し
一人当たりの生産性の向上目標の目星をたて
損益予測、キャッシュフローの試算をし
借入金残高、自己資本比率などの目算を立てた。

たかだか小さなホワイトボード1枚にまとめたものだが
社長さんをはじめ、皆さん思考を追っかけていただくだけで
四苦八苦であったと推察する(事実社長さんはじめそうおっしゃった)
それはそれでやむをえない。承知の上でしているところもある。

私としても、半分以上、経営幹部にこうした
全社的、長期的な視点で経営を、しごとを考えてもらうという
訓練的な要素を感じており、頭の筋トレだと思っているからである。
社長さんも、事業のサクセッションプロジェクト(承継)と
この取組みの意義をとらえている部分も多く
そうした点では、意義を感じておられると実感する。

さて2~3時間をかけて作った5ヶ年の事業と業績のフレーム
これを皆さんで自由に考えてもらった。
このシュリンクする市場で、この成長率はいかに?
これが最大の争点、論点である。
しかし目標を設定しないと、
それに合わせた思考がスタートしないのも事実

とりあえずこれをマスタープランとし
宿題として、各事業所でこの事業所版を作ってもらうこととした。
筋トレはいよいよ本格化していく。

しかし、わたしは皆さんにお話した。
この計画は、若き皆さんのものだ。
ここ数年でリタイアしていかれる社長や経理部長が
主役ではない。なぜならこの計画で恩恵や影響を受けるのは
皆さんだからだ。

コンサルティングに強い税理士小笠原/河原事務所 大阪 小笠原
でした。

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