御堂筋税理士法人創業者ブログ

大阪のコンサルティング税理士 小笠原 です。

アブラハム・マズローといえば、
人間性の心理学など
『欲求5段階説』で有名なアメリカの心理学者。
特徴は、フロイトなど悩める人に焦点を当てたり
スキナーなどのように人間を動物レベルで研究したりせず
自己実現した健康な人の心理を探求したところにあります。
それゆえ、今でも信奉者がたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。

そのマズローの論文集である
完全なる経営』という本を読み終えたところです。

原題は『Maslow on Management』
「経営に関してのマズローの思索」といったところでしょうか?

400ページにも及ぶ大部ですが、
さすがにものすごく刺激を受けました。

マズローは、『自己実現の欲求』という言葉でつとに知られていますが
それをベースにおいた経営を論じています。

ただし前提として、生存欲求や安全欲求など、
それより下位の欲求が満たされない場合には
そこが解消されないと、そうした経営理念は絵空言になる
というのは現実的ですね。
だから、給与や働く環境などの不満があれば
そこはまず解消しておかないとだめだということですね。

この本を読んで強く感じたことは3つ

はじめに経営計画の意味合いについて
より強く確信したことです。
経営計画の目的は
1.経営の目標をしっかり持つ、そのことがとても大事だということ
2.経営計画の策定目的は仮説を立てるということ
3.仮説ゆえに実際にどうかを検証することがとても大切で
  そのために双方向のコミュニケーションのしくみを確立することが
  致命的に大事だということ
です。

次にコミュニケーション力を高めるために
他者との親密な関係性の中で
自己と他者を見つめることが大事だということ
(そのための効果的な方法が、南山大学などで時折
開かれているTグループのトレーニングですが)

さてその効果は
1.他者からのオープンなフィードバックにより
  他者から見た自分とはどのような存在なのか
  また自分という存在がどのように他者に影響を与えているかを
  自覚できること
2.他者をよく観察し、他者をよりよく理解できるようになること
3.そして、自己を率直に開示できるようになること
  また他者に対し率直なフィードバックを与えられるようになること
なるほどそうできれば
いわゆる健康な心理、健康な他者との交流ができるようになるでしょう。

さらに経営学と経済学について
自分がもうけよう、お金を貯め込もうという
利己的オンリーな経営は結局は
しょぼい結果しかもたらさないということ

そうではなく
自利的なことが、利他的なことになるような
そんな自利利他のある種の理解に基づく経営をしていくことが
全体の福祉に貢献し、さらに
自分の自己実現や健康につながるということです。
そのとおりでしょう。

マズローの
冷静な知性と、人類や自然に対する健康で崇高な思いに触れ
目からうろこが落ちるような思いでした。

この思いをどのようにして
私たちのお客様において実行実現していくか
それが私の役割だと思うのです。

ほんとうに皆さんにもぜひ読んでいただきたい
すばらしい思想だと思いました。

この中で紹介されている
Tグループ・・・
これに関連する学びにがぜん心惹かれるわけです。
というわけで
さっそくamazon、古本市場など
検索し続けるのでした。

コンサルティングに強い税理士小笠原/河原事務所 大阪 小笠原
でした。


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