御堂筋税理士法人創業者ブログ

大阪のコンサルティング税理士 小笠原 です。

今日は、東大阪のお客様のところに決算のご報告にまいりました。
会長さん、社長さん、経理の責任者の方がご出席いただき、
当方は、私と担当の細谷、それにたまたま
同社でインターン研修中の弊所新人の伊東が出ました。

細谷が、作成してきた『経営の診断書』を使って
わが社の『儲けの構造』と『お金の構造』それに
『経営のものさし』のご説明をしました。
TKCの同業種同規模の経営指標とわが社を比べたのですが
わが社の方が数段よく、もはや比較対象にならない感じです。

会長さんから、
「去年もいったと思いますが、業界のトップクラスの会社と
比べてもらいたいのだが・・・」
と鋭いご指摘。

うかつなことで、まだまだお客様のねがいを
聴き届けきれていないと猛省

さて、こうした場はよい機会
私もいろいろ若き後継社長さんに
パワー質問を投げかけさせていただきました。

少し、経営の進め方について
私と社長さんとで、考え方のちがう部分もあり
少し落ち着かない気分にさせたかもしれません。
しかし、パワフルな質問をさせていただくことで
思考を深めていただくことも大事だと思いますので
そんなこともさせていただくわけです。

そんな中で、ここ数年で、管理部門の経費が
大幅に減ったという話になりました。
過去3年の販売費・一般管理費の推移を見ると
特に人件費で、びっくりするくらいの削減になっています。

私)  「これはすごいですね。
     どうしてこれだけ減らすことができたのですか?」
社長) 「もちろん、役員報酬を下げたり、
     役員を減らしたこともありますが・・・
     今まで6人でしていた仕事を4人でやるようになったからです。」
    「つまり、しなくてもよい仕事があったわけです。」
私)  「なるほど、それはしごとのたな卸し、見直しをされたのですか?
     でも、なかなかそういうのは切り込みにくいでしょ?」
社長) 「そうなんです。ちょうど退職者が出たときに、
     仕事内容を見直しました。
     そうすると、習慣的にしていた仕事で必要のない仕事が
     けっこうあったわけです。
     それをやめていくと、実際には4人でできたのですよ。」
私)  「なるほど、そういうものかもしれませんね。」
社長) 「総務部長が退職されるのを機に、
     私が兼任したので、先生にお願いすることもできたのです。
     やはり、担当の入れ替わりのときがさまざまなことを変える
     チャンスだと思います。」

これは誰が悪いということではなく、
やはり、仕事というものは習慣でやっている部分が多いということです。
外部者が、見て、本質的な価値を問うた瞬間に
仕事の必要性を見直すことができるわけなのです。

事務部門の経費を削減する王道は
やはり仕事の見直しであると、
私には、深く納得できたのでした。

コンサルティングに強い税理士小笠原/河原事務所 大阪 小笠原
でした。

     


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