御堂筋税理士法人創業者ブログ

大阪の税理士 小笠原 です。

今、中江藤樹先生の『翁問答』を再読しています。
中江藤樹先生を存知上げたのは、
森信三先生の『終身教授録』の中に
二宮尊徳先生や吉田松陰先生などとならんで
幾度となく紹介されているからです。

中江藤樹先生は、江戸初期の方、
日本の陽明学の最初のころの方ですが
孝経の『孝』を中心理念として倫理の体系を確立されたかたです。
お母様の看病、孝行のために、宇和島藩の要職をなげうって
脱藩という命をかけてまで、故郷近江の高島まで帰ってこられ
親孝行をされつつ、後進の指導に当たられた方です。
大野了佐という少し愚鈍な門人に対する
可能性を信じきった心温まる指導ぶりなど
(後年、了佐は宇和島で名医の誉れを受けるに至る)
私のような馬鹿ものには、少しでも取り入れなけれなならない
お人柄の人です。

そうした、実践に裏打ちされているお言葉の数々ですので
読んでいても、ほんとうに説得力があるのです。なるほど!という。

例えば
「慈愛かくのごとくの苦労をつみて、子の身をやしなひそだてたれば、
 人の子の一身、毛一すじにいたるまで、父母の千辛萬苦の、厚恩
 ならざるはなし。父母の恩徳は天よりも高く、海よりも深し。あまりに
 広大無類の恩なるゆへに、ほんしんのくらき凡夫は、むくゐんことを
 わすれ、かへって恩ありとも、おんなし共、おもはざると見えたり・・・」
本当に忘れてしまいがちなことで、ときどきこうして教えていただかなくては
われわれ凡夫はだめですね。

また、子供の教育指導について
「わが身は親にうけたれば、すなはち親の身なり。おやにうけたるわが身を
 わけて、子の身となしたるものなれば、子の身根本は親の身なり。子を
 むざと育てて悪しき道へひきいるるは、親の身を悪道へおとしいるるに
 ことならざるゆへに、子によくをしえざるは大不孝の第一なり。」
こうした、連続生命観はこれもともすれば忘れてしまっているのでは
ないでしょうか?

そして、その要諦について
「根本真実の教化は、徳教なり。くちにてはをしえずして、我が身をたて
 道をおこなひて、人のをのづから変化するを徳教といふ。」
と教えてくださっている。そのとおりである。

孝経では、孝について開宗名義章第一で
「身体髪膚、之を父母に受く、敢えて毀傷せざるは、孝の始めなり。
 身を立て道を行い、名を後世に揚げ、以て父母を顕わすは、孝の終わりなり」
と述べてある。

よくよく心したいものである。

税理士小笠原/河原事務所 小笠原 でした。


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