御堂筋税理士法人創業者ブログ

事務所で経営思想勉強会を毎月している。
先月と今月は、二宮尊徳先生の思想と生涯についてである。
テキストは、お弟子さんが書き残した『報徳記』
そこには、先生の生い立ち、生涯の行跡が書かれてある。

森信三先生は、
小学校の道徳の勉強は、
尊徳先生の本一冊で事足りると述べておられる。
それくらい、いたせりつくせり、足りているのだろう。

なにをして、森先生にそう言わせるのだろうか?

二宮尊徳先生は
江戸後期、小田原の生まれで
若いころから大変な苦労を重ねながら
刻苦勉励、思想と活動を重ね、
一家の再建、廃村の再建に努めた方である。
のちに老中にまでなる
小田原藩主、大久保忠真公のお目にとまり
衰退した村の再建に力を入れ
それは次第に分家、藩全体、幕府と広がっていった。

青年時代に
家老の書生兼子守として
四書五経、仏教、神道などを
耳学問、読書で学び、
行動哲学として実践的に自分のものとされ、
それを基に、至忠諫言、至孝の人として
そして、圧倒的な思考力に裏付けされて
衰退した家政、藩財政、村々を再興していった。
その姿勢、算術は読むものを圧倒する。

では、その思想、実践法とは
どのようなものだったのだろうか?
私なりに感じたことを未整理だが
綴ってみたい。

基本的には、
依頼により、破たんした家=経営を再建するという仕事である。
つまり、コンサルタントを通り越して
専門経営者といえるだろう。
だから、われわれにとても通じるのだ。

その特徴は
1.まず依頼者が本気にならない限り引き受けない。
 ・その証拠として、責任当事者に全財産の供出を求める。
2.取りかかるとなれば、徹底して隅々まで実地検分調査する。
3.超長期の綿密かつ膨大な再建計画を作る。
4.再建の方法は次のとおり。
 ・過去の米の生産高を調べ、平均の算出高(収入)を決定する。
 ・徹底した緊縮予算を設定して、殿様や武士に節倹を求める。
 ・これにより生み出された余剰で借金を返済させる。
 ・労が富を生みだすとして、新田の開拓に努めさせる。
 ・これにより生み出された富で、百姓も富んでいく。
5.反対者には、意を尽くし、大変な寛容で感化していく。
 また、問題児をうまく扱い、用いる。
6.上に対しても、天道から見て正しいことは
 諫言するに躊躇しない。
7.人々に対するこうした姿勢、態度は、至誠、至忠、至孝である。
 これらのぶれない基軸は、幼少時代からの体験、学問からの触発によっている。

まさに、私にとっても、身をふりかえり、感化されざるを得ず、
直ちに言動に影響を与えられるものだ。

さいわい、小田原の報徳文庫から
懇切で、わかりやすい現代語訳、廉価(お安い)な本が出ているので
ご興味がおありの方は問い合わせられたい。
⇒ http://www.ninomiya.or.jp/sontoku/houtokubunko/
0465-22-6760

コンサルティングに強い御堂筋税理士法人&経営エンジン研究所
大阪 税理士 小笠原 でした。

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