御堂筋税理士法人創業者ブログ

昨日、中学校の同窓会があった。

卒業後45年目である。
私の母校は大阪市立夕陽丘中学校という。
かつてその学年には600人弱の生徒がいたが
昨日集まったのは100人強の友人たちであった。

同窓会自体は5年に一度開かれているが
私が出たのは10年ぶりである。
久しぶりに見る友人の顔は、
当然のことながた老人の仲間入りの顔である。
私もそうなのだなあと感じさせられた。

写真

いろいろな人が声を掛けてくれた。そのたびに
子供のときと変わっていないその人、
子供の時とはずいぶん変わったその人を思い出す。

そしてまた、いろいろな人に声をかけた。
とても気になっていた人などである。
そして、永く胸につかえていたものを下ろすこともできた。

そして、いろいろな人生の紆余曲折を感じさせてくれる。
また他人から見た私自身を教えてくれる。
もう何度も会えないだろうから大事な出会いである。

そんな中ですごく考えさせられた友人の話があった。
僧侶のN君の話である。

同窓生の一人にYという女の子がいた。
彼女はある種有名人であった。
というのは、お家の仕事がリサイクル業で
まあなんというか、家のたたずまいも、
彼女の身なり、印象も・・・という子であったのだ。
だからおそらく大半の同級生からは
微妙に距離を持って接せられていたのであった。
わたしなど、口も聞いたことがなかった存在であった。

N君の話によれば、
何でもYさんは、家の手伝いをさせられて
学校には半分ほどしか来ていなかったという。
それで彼は、ときどき授業のノートを貸してあげていたという。
自分は、そういう子のことがとても気になっていたのだというのだ。
他の女の子たちもときにYさんを誘って
外に遊びにいっていたという。

私は、そういうことはまったくの初耳であった。
私には見えていない
きびしい事情の子をサポートしてあげているという
やさしい思いやりの世界があったのである。

彼らの立場の弱い子を助けるという
やさしい心根を知って、ある種私はとてもかなわないなあと感じた。
自分は、陽の当たる部分だけを見ようとして過ごしていたからである。
昨日はその話を聞いただけで自分には来た甲斐があったと感じた。
ふだんとはまったく違う時間と空間を過ごすことができ、
とても、とてもよかったと思った。

コンサルティングに強い御堂筋税理士法人&経営エンジン研究所
大阪 税理士 小笠原 でした。

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