御堂筋税理士法人創業者ブログ

コンサルティングに強い税理士 小笠原 です。

今日はマドリッド訪問の最大の目的である
世界の三大美術館のひとつといわれる
プラド美術館へいきました。

きっと長い行列ができるだろうとなあ思い、
40分前に着くように、朝早く出ましたが
入口は人影まばらで拍子抜け。

9時開場でイの一番に入場しました。
ガイドブック付きチケットが19.5ユーロ
これはお得ですね。
さっそくミュージアムショップで
日本語のものに引き換えていざ出陣です。

この美術館は、歴代の王が集めた蒐集品が母体で
ルーブルなどの美術館と異って
収蔵されている画家の範囲が狭いことと
しかし一方、特定の画家については
異常なほどの作品がそろっていることが特徴のようです。

特に、スペインを代表する世界的な画家、
ベラスケス、エル・グレコ、ゴヤ、ムリーリョといった作品は
ここでこそ堪能できるとのこと。

また王家とつながりの深かったイタリアの作家、
ティツィアーノ、ティントレットなども充実。

そしてまたつながりのあったオランダの
ヤン・ブリューゲル、ルーベンス。

さらには、なんとあのラファエロの作品も
あふれかえってい(るような感じ)ます。

ベラスケスはやはりすごいのでしょうね。
王家の肖像画、道化師、異形(小人など)の肖像画には
深い精神性が感じられます。
また全ライフサイクルの作品が見れるので
歳を追って深まっていく画風や技術の進歩
それに、絵についての革新性が理解されます。

ゴヤも同様、
ベラスケスほどには王家に寵愛されなかったようですが
それでも宮廷画家として多くの肖像画を描き、また
有名や『裸のマヤ』『着衣のマヤ』もゆっくりと鑑賞できます。
ナポレオン軍に対する民衆の抵抗を描いた
『5月3日』もその政治性が十二分に伝わってきますね。

それにムリーリョもわたし的には気に入りました。
単純に彼の描く女性は美しすぎる。
完ぺきで、清純で!

『無原罪のお宿り』
(つまりマリア様は母の胎内で原罪をまぬがれているという信仰)
をテーマにしたマリア様の絵を何枚も書いていますが、
彼の書く女性の無垢性は
今まで見たものの中では最高の筆致だと思いました。

とにかく広い館内、それでも現代美術は別館に移してのこと
(これはソフィア王妃美術センターに展示されており、
そこでは、ピカソ、ミロ、ダリなどがある)

これだけ見るのに、たっぷり3時間半かかりました。
足が棒になるとはこのことです。
今回は家内も丹念に絵を渉猟したので、
ずっと同行でき迷子にならずにすみました。よかったです。

余談ですが、やはり王家、協会やお金持ちが
文化を育んできたのを実感します。
われわれ庶民も、こうした一級の芸術に触れられるように
開明的な王様などが、美術館を作ってくれたわけですが
これも啓蒙主義の発達のおかげですね。

コンサルティングに強い税理士小笠原/河原事務所 大阪 小笠原 でした。


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