御堂筋税理士法人創業者ブログ

金曜日は今年の経営価値観講座の2回目。
定刻、夕方5時スタート。
欠席のお一人を除き、全員おそろい、
今年の参加者は、とりわけ熱心だ。

さて今日から、修養の実践報告と読書感想共有が始まった。

読書感想は、課題図書2冊のうちの一冊
ジェームズ・アレンの「『原因』と『結果』の法則」(クリックすると本の紹介がある)である。

この本を読む目的は、
経営価値観の2つの習得目標のうちのひとつ
「環境は自分が創っている」を腑に落としてもらうためだ。
(ちなみに、もうひとつの価値観とは、「謝恩・報恩」である。)

参加者、お一人おひとりに読書感想文を読み上げてもらった。
内容は、いちばんビビッときた箇所、その理由、明日から何をするのかである。

わたしは、それをお聞きしながら、
その価値観の習得状況にブレがないか
価値観が腑に落ちているのか、確認していく。

Cさんの順番のとき、
発表後、気になったので私がこう訊いた。
「Cさん、この本のテーマは腑に落ちた?」
Cさんは、すなおに少し首をひねって
「いやあ、少し…、実はここはわかったのですが、
ほかのところに何が書いてあるか、とらえ切れていません。」
そうだろうなと思っていたので
「そうなんでしょうね、あとでいっしょに考えよう。」
とてもすなおな方だ。

こういう感じで、全員の発表が終わって、
最後に、原因と結果の法則について
本に書いてあることのまとめを解説していった
資料はわたしが作成した要約である。

この本では、はじめに著者の主張が書いてある。
この本のテーマは「自分こそが、自分の人生の創り手である」ということ。
これが、この本を通して語られるテーゼ、いわば主旋律だ。

これに続いて書かれていることは、
・思いと人格~人生はある確かな法則にしたがって創られている。
・思いと環境~自分をめぐる環境は自分の思いから生まれている。
・思いと健康~きれいな思いは、きれいな習慣を創りだす。
・思いと目標~目標へのパワーは達成できるという信念から生まれる。
・思いと成功~成功のためには欲望のかなりの部分犠牲にしなければならない。
・ビジョン~あなたは、あなたが夢見た人間になる。
・穏やかな心
といった項目である。
各楽章で、それぞれ基本テーゼについての変奏曲が奏でられるが、
あくまでも、上記のテーゼ、主旋律が、手を変え品を変え示されるだけである。

そのお話をした上で、
皆さん、価値観が腑に落ちているか最終の確認を行なった。
皆さんに、この主旋律を
自分のことば、腑に落とすためのことばで表現してもらった。

Aさん~「自分が思ったとおりの人生になる。」
「いいねえ、そのとおり!」
Bさん~「自分の人生は自分の考え方、行動で決まる。」
「OK、OK!」

さて、Cさんだ。うまく腑に落ちただろうか?
Cさん~「うーん??・・・結局、自分やで!」
「すごーい!ズバッときたね。Cさん、どう腑に落ちた?」
「自分のことばで、ストーンと落ちました!!」
「すごい、よかったですね。握手」
がっちり、手を握る。

Dさん~「自分の人生は自分で切り開く」
「さすが!」
Eさん~「環境は自分で創る」
「すばらしい」
Fさん~「自分が変われば周りが変わる。 」
「いいねえ」

皆さん、とても短く
この「原因と結果の法則」をご自分のことばで表現された。
こうして、言語表現化できれば、
この価値観を自分のものとすることができるだろう。
私なんかよりも、とてもシンプルに言い表せている。
シンプル・イズ・ベスト
『オッカムの剃刀』である。

全員がこのテーマをしっかり自分のものとされたようだ。
今回の講座のねらいは100%達成されたことが確認できた。
とてもよかった。

コンサルティングに強い経営エンジン研究所/税理士法人小笠原事務所
大阪 小笠原 でした。

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