御堂筋税理士法人創業者ブログ

ザルツブルグでお世話になったお宿は
小さなプライベート・ホテル
ベルクラント・ホテル』である。
玄関にミシュランのマークが貼ってあったので
ガイドに紹介されているのだろうなあ。
(ちなみに地球の歩き方にも紹介されている)

ここのご主人のクーン氏は70才
とてもそうは見えない
もの静かで、力の強い、紳士である。
英仏伊(もちろん独)語を話される。

なんでも19才のとき
貨客船のコックとして乗り込み
日本航路で船乗りをしていたとか。

その後も40代のころ
富士山近くの禅寺で3週間、禅の修行にこもったとか
日本人でもそんな人少ないのになあ。

なので日本には3回行ったとか。
私たちには、「おはようございます」と声を掛けてくださる。

奥さんとは交代でフロントにいらっしゃるが
その奥さんは、たいへんよくおいしいレストランをご存じ
彼女に奨められたレストランは、まったくはずれがない!

その彼女に、
「どこか中華料理のおいしいとこないですかあ?」
と訊ねたら、彼女が
「やめとき、ここのはみんなヨーロッパナイズされておいしくないから」
と答えた。
説得力がある。
「わたしも、中華は好きで、ロンドンとかで食べるけど
ザルツブルグでは食べない!」

こういうところが信頼できるのである。
夜中、プールの電気を消し忘れたときは
節電のために切っておいてねとやんわり注意された。

来年の予約のこともあるので
今年みたいにメールで誤解があったらこまるといったら
「いやあ、あれは私と家内とがかんで
あんたとメールしたからおかしくなった。
そんなことはもうないから
メールで結構だよ」とのこと。

チェックアウトのお勘定は

予約ミスもあって3日分は半額、4泊で299ユーロ
申し訳なくて、「ちゃんと払いますよ」とわたしがいったら
ご主人が、「われわれは握手した!あなたは握手の意味を知っているよね」
つまり、握手は合意と契約の成立ということだ。
この辺が日本人とは感性がちがう。

(わたし)「ええ・・・でも、ちゃんとしてもらったし・・・」
(ご主人)「お金がすべてではありませんよ」
参禅もされて、お年も70才、
さすがである。

もっとダウンタウンに近いホテルもあるのだが
いろいろ訊けるし、お人柄の信頼できるので、
やはり来年もクーンさんのホテルになるでしょう。

コンサルティングに強い税理士法人小笠原事務所 大阪 小笠原
でした。


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