休日の読書~『話し方の心理学』を読む。
2012.03.19
ブログ
久しぶりに土日と休むことができた。
映画に行ったり、食事に行ったりして楽しんだ。
家にいる間は、読書に集中した。
その中の一冊が
「『話し方』の心理学」(ジェシー・S・ニーレンバーグ)である。
帯には、全米で40年間にわたり語り継がれてきた・・・古典的名著とある。
心理学教授による著作である。読みやすい訳で助かる。
たしかに、よくまとまっていて
ほぼ人の話を聴く、理解する、話す、理解させる、説得するといった
オーラル・コミュニケーションの課題とポイントを網羅している。
やさしくて読みやすい、良書だろう。
内容は次の13のテーマだ
1.人とわかりあうことのむずかしさ
2.会話にのってもらう
3.相手の考えを引き出す
4.相手の感情に向き合う
5.言葉に託されたメッセージを読む
6.思考を伝え、相手からフィードバックをもらう
7.話をきちんと聞いてもらう
8.頭をはたらかせる
9.相手の抵抗への対処
10.発言の意図をつかむ
11.会話におけるギブ&テイク
12.複数の相手に意思を伝える
13.説得の手法
ペンとマーカーを片手に各章を要約しながら読んでいった。
おおよそ半日かかっただろうか。
最後、1時間ほどでワードにまとめてと
しあげに、この本から言えるポイント10ヶ条を
拾い上げまとめてみた。
次がそのまとめである。
まとめ
1.人は自分の考えを変えるのには抵抗がある。
2.まずは相手の話を聴く。
3.質問を習慣化し、効果的に使う。質問にはエネルギーが要るので注意深くする。
4.話を集中して聴いてもらう工夫をする。状況→短く→一つひとつ
5.感情を恐れずに扱う。表現させる→受容する→落ち着かせる→本題に入る
6.会話の流れを作る。ペーシングが大事
7.ことばの意味を正しく掴み、共有するように務める。
8.潜在的メッセージを読むことに務める。
9.反発への対処法を身につける。話をさせる→受入の素地作り→アドバイス・力づけ→自己決定
10.自分で考えてもらい、自分の内側からでてきたアイデアだと思わせ、決めさせる。
いかがだろうか。
要は、話を聴いてもらうには、よく聴くことが出発点だということか。
このようにして、ペンと指で、脳みそに本のエッセンスを記憶させる努力をする。
あとは実践で使い、人に説明することで、わがものにするわけである。
コンサルティングに強い税理士法人小笠原事務所 大阪 小笠原
でした。