会社にこんな人がいたらええなあ!
2018.06.01
ブログ
ある会社の会議のことである。
ある製品の売上の動向について
ある人がグラフを駆使して
説明をしてくださった。
出荷件数は
去年と比べてどうなのか?
市況と比べてどうなのか?
見積り件数からの受注率は
去年と比べてどうなのか?
見積りしたものは
いつごろ出荷されているのか?
以上のデータから
目標の出荷台数を達成するには
どれだけの見積もりを
していかなければならないか?
こうしたことを
理路整然と説明してくださった。
説明についていくのに
やっとこさだったが
はなしの筋はよくわかった。
そして
説得力のある内容だと思った。
この方は、かつて経営者が
いっしょに働いていた人で
彼の定年を機に
来ていただいた方である。
典型的な参謀タイプである。
しかし威力がある。
それをあらためて実感した。
経営者が誘った意味を
再認識したしだいである。
経営者にそう感想を言ったら
いたく得意気・満足気であった。
ところで、ベルビンという人に
『チームロール』という本がある。
これはチームに貢献する
パーソナリティの分類と
チームとして成果を上げるための
メンバー編成の研究成果を
まとめた本である。
この本に切り口についての
私の理解では
チームに貢献する役割は4つあるという。
➀参謀的役割
➁リーダー的役割
➂組織の接着剤
➃持ち場持ち場の実行者
である。
とても示唆に富んだもので
やはり経営者には参謀が要るなあ
いや、いれば強力な武器になる
ということだ。
しかし現実には
中小企業で
そのような人材を得るのは
至難のわざである。
したがって
われわれ会計事務所が
そうした役割を担えたら
とてもすばらしいなあと思う。
もちろん
そういう回路をもった
人間である必要があろうが。
わが社のメンバーにも
こうしたスキルをもてるように
育てていきたいと思った。
そのためには
データの分析の切り口
グラフでそれを効果的に示す技法を
身につけなければならない。
もちろんくだんの彼に
「どういう風に勉強しはりましたん?
なんかええ本あったら教えてください。」
とはお願いしたが、
さっそくに
アマゾンを開いて
評判のよさそうな参考書籍を
2つばかり注文した。
まずはこちとらが再勉強である。
なんどもいうが
会議は毎度、毎回
気づきの山である。
会計事務所と
経営コンサルティングの融合
御堂筋税理士法人&
組織デザイン研究所
小笠原 でした。