御堂筋税理士法人創業者ブログ

アレクサンドロス大王

(英語ではアレクサンダー)

だれでも名前くらいは知っている

古代マケドニアの王

父王ピリッポスの暗殺後

弱冠、二十歳で王に即位し、

南にギリシャの盟主たるに始まり

反転、北にドナウ河口部を治め

そして、西が受けた

東のペルシャの攻撃への

復讐を果たすべく

ヘレスポンドス海峡を渡り

イオニア(トルコ海岸部)、

シリア、フェニキア、エジプト

東征して、バビロン、ペルシャ

アフガニスタン・・・

果ては、インダス川のインドまで

遠征と征服をし続けた、

疾風怒濤のように

青春時代を駆け抜け

三十二歳で世を去った

軍事の大天才だった王である。

ローマの肝胆を冷やさしめた

カルタゴの勇将ハンニバル

そのライバル

スキピオ・アフリカヌス

われらがユリウス・カエサル、

さらには、ナポレオンにいたるまで

最強のリーダー、戦いのお手本と

賛辞を尽くして已まない

世界史上最高のヒーローである。

そのすごさのみなもとは

なんといっても達成欲の高さだ。

彼の偉業は、

個人的な動機に突き動かされて

達成されたものだ。

なにしろ、対象物が

難攻不落であればあるほど

攻略と征服の闘志とアイデアが湧き

また、先人たる偉大な王たちが

達成したものを示されればそれだけ

それを超えるという野心が

メラメラと湧いてくるという

感じだから始末に悪い。

こんな男がわが社の社長だったら

もう大変である。

(そういえば、わたしのお客様でも

小アレクサンドロスが何人かいるなあ)

気力・体力・脳みそが脆弱な

部下・社員は次々に

振り落とされるだろう。

ローマの歴史家、

アッリアノスがまとめた

『アレクサンドロス東征記』は

そんな彼の獅子奮迅ぶりが

活写されていて楽しい。

本の描写では

実践の戦いをイメージしにくい方は

次の画像で

たっぷり楽しんでください。

⇒http://dic.nicovideo.jp/v/sm384708

世紀の決戦、ガウガメラの戦いです。

最強の指揮官、戦術家、

常に自分が先頭に立って

敵に襲い掛かって行き

体中、傷のないところが

なかった王は

歴史に永遠に名を刻もうとした。

そして、王はまた、

抜きんでたカリスマでもあった。

その彼の渾身の演説を読むと

数千年のときを超えて

今も読む者の胸を熱くする。

これは歴戦の疲労の中

年輩者の兵士を退役させ

故郷に帰そうとして

兵士たちの矜持に傷をつけ

それが発端となって

たまりにたまっていた

王への憤懣が行動化した折

彼が兵たちに語りかけた内容である。

「私が父から受け継いだものは、

わずかばかりの金銀の盃と

金庫にあった60タランタ足らず、

しかもピリッポスがこしらえた

およそ500タランタもの借金を

背負いこんだうえ、

私自身も別途800タランタの

借りをつくるという、

そんな状態のなかで私は、

諸君が自活してゆくさえ

どう見てもおぼつかない

土地から軍を起こし、

ペルシア人がまだ

海をおさえていたあの当時、

ヘッレスポントスの渡(わたし)を

手際よく一気に、諸君の前に

開放してやったのだ。

次いでダレイオスの太守たちを

グラニコス河畔での騎兵戦で

圧倒した私は、

イオニア全部にアイオリスの全部と

両方の地域のプリュギア人、

それにリュディア人たちの地を

諸君の領土に加え、

ミレトスもこれを囲んで攻略した。

進んで降伏を申し出てきた

その他の地方も私は、

それらを手に入れると全部、

諸君のものにして、

諸君の用に供してやった。

戦わずして手に入れた

エジプトやキュレネから上がる資財も、

諸君のものとなったし、

コイレ・シリアやパレスティナや

両河の間の地、メソポタミアも

諸君の財産なら、

バビュロンもバクトラもスサも、

これまた諸君のものだ。

リュディア人の富、ペルシア人の財宝

それにインド人の資財、

さらにはその外海そとうみも

また諸君のものだ。

これらの土地に太守となるのも

君たちなら、

将軍となるのも、

部隊指揮官となるのも皆、

君たちなのだ。

なぜといって

これらの艱難辛苦を

経てきた今でさえ、

王としてのこの衣裳と

頭飾りのリボン以外に、

この私の手許に

いったい何が残っているというのか。

私が自分用に得たものなど、

何ひとつとしてありはしない。

(すごい!)

どこの誰にしたところで、

現に諸君の持ち物である

これらのもの以外、

あるいは諸君のため

とりあえず保管されているもの以外に、

私の財産なるものを、

これがそうだと指摘できる者など

いるわけがないのだ。

そういったものを蓄えたところで、

私一個のためには

何の得にもならないからだ。

私は君たちと同じものを食べ、

夜も君たちと同じようにして

眠っている。

それどころか自分では、

君たちのうちでも口の奢おごった者が

食べる程のものも、

口にしてはいないと思うくらいだし、

夜は夜で君たちが安眠できるようにと、

君たちのためを思っては

目覚めがちなことも、

余人は知らず、

少なくともこの私には分かっているのだ。

しかし私がそうした一切のものを

獲得したについては、

それは諸君ばかりが

一方的に艱難辛苦、辛酸を

嘗(な)めたその結果であって、

この私自身は指揮をとる立場として、

別にこれといった艱難辛苦も

辛酸もなしに済んだのだと、

あるいはそう思うものがいるかもしれない。

それならば我こそは、

王が自分のために

力戦奮闘してくれたそれ以上に、

王のため粉骨砕身した、

とあえて自認できる者が、

諸君のなかに果たして何人いるか。

諸君のうち誰でもよい、

実際にここに出てきて裸になって、

自分が受けた傷痕を見せてみよ。

そうすれば私は私で、

自分の身体を見せようから。

私について言えば

身体中いたる所、

少なくともこの前半身に、

無傷のままの箇所など

どこにも残ってはいない。

白兵によるものであれ

飛び道具によるものであれ、

その傷痕を我が身に残していないような

武器はひとつとしてない程だ。

白兵戦では刀傷を受け、

矢玉にも射当てられ、

射出機が射ち出す弾にも撃たれ、

石弾や棍棒で負傷したことも

数えるにいとまない。

それもこれもすべて諸君のため、

諸君の名を挙げ

諸君を豊かに富ませようとして

身を挺した結果であり、

私はこの間、ずっと君たちを、

勝ち進む征服者として

あらゆる地方、海という海、

あらゆる山河、あらゆる曠野を

踏破しながらひきいてきたのだ。

・・・」

まさに自分が

兵士として王の眼前に

佇立しているがごとく

胸を突き刺すものがある。

ことばは、こころの鏡である。

そこから出た珠玉のことばは

聴く者のこころの奥底に響き渡り

聴く者をして感動させ、

奮い立たせる。

リーダーたる者、また

リーダーたろうとする者、

ねがわくば、

こうした言葉を紡ぎ出せるように

修養と率先実行と

先人の足跡をたどり

力を磨くようにしたいものだ。

会計事務所の可能性を追求する

御堂筋税理士法人&

組織デザイン研究所

大阪 税理士 小笠原 でした。


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