御堂筋税理士法人創業者ブログ

ここのところしばらく
資金の問題や銀行借り入れのことについて
お話をしてきた。

お金の要る原因では、
売掛金や在庫という運転資金も重要な要素だ。

そこで、その在庫のことについて
最近、「世界一わかりやすいな在庫削減の授業」という
本を読んで、なるほどわかりやすかったので
それをベースに、お話をしてみたいと思う。

□在庫削減のテーマとはなにか?


 まずは次の4つがテーマとなるだろう。
 ・在庫が増える原因を理解する。

 ・余分な在庫はどんな問題を引き起こすのか。

 ・どのように適正な在庫の数を維持すればよいか。

 ・どうすれば在庫は減らせるか。


□在庫削減の手順

1.倉庫を確認して目標を立て、整理して捨てる。


  在庫をどう捉えるか?

  在庫はビジネスの脂肪である。在庫は腐るものである。

  こうした認識がだいじですねえ。

  まずは現場に行って在庫を確かめることである。

  そこで在庫が多すぎると感じたら

  (ガラガラ以外は、在庫が多いと感じなければいけない)
  赤札作戦という5Sの手法で整理する。
  とはいっても、なかなか捨てる決心がつかない向きも多いだろう。
  その場合、廃棄が決められないものは一ヶ所に集め、

  一定期間猶予したあと廃棄するようにする。
  これだと納得が行くというものだ。

  在庫というものは日数で考える必要がある。
  これは賞味期限があるから当然である。

  鉄でも服でもなんでもそうである。

  次に、在庫コストをつかんでみよう。

  ひと月いくらかかるのか?

  倉庫の賃料、管理する人の人件費金利

  びっくりするくらいかかっているのが普通だ。

  そこで在庫削減の目標を立てることとあいなる。
  目標は2つ、資金セーブ目標、経費削減目標である。


2.手始めに売れ筋と死に筋を分ける。


  前提は、品切れは起こせないことだ。

  売れ具合で常に入庫を管理すればいいのだが・・・


  まず在庫といいうものの数量の算式を押さえる。
  → 今の在庫+入荷数-販売数=新しい在庫数となる。

  そこでは注文が在庫のアクセルとブレーキである。


  次に、在庫を売れている順に並べる。

  データ分析の定石である。
  目的は、売れている順に注文の方法を決めるので
  売れ具合をつかむことだ。


  Aランク(上位20%)→定期発注方式(予測方式)で手間をかける。

  Bランク(次の20%)→発注点方式

  Cランク(それら以外)→ダブルビン方式

  それぞれの方法は後でお話したい。

  そして、整頓を行なう。
  整頓の効果とは、見える化と仕事の効率アップである。

ちょっと、出かける時間が迫ってきた。
この続きはまた明日でも。


コンサルティングに強い経営エンジン研究所 税理士法人小笠原事務所
大阪 小笠原 でした。


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