意気のいい銀行の担当者にお会いして
2012.12.18
ブログ
あるお客様から、メイン銀行の担当者が
私にあいたいと言っているとのことで、
昨日の朝、その会社を訪問した。
お会いした担当者は26歳、
多少背伸びした鼻っ柱の強そうな若者であった。
世間話をしばししたあと、話は本題にストレートに入った。
来られた目的は、簡単にいえば
「当社は、御社を支援するので
そのために、当社社内の説得のために必要な
長期の経営改善計画を作ってほしい」という依頼であった。
現状、この会社は
リーマンショック以降、政策を大転換させ
さまざまな厳しい環境下で、新事業も立ち上げて
何年かで体質を作って行こうとする局面である。
そうした中で、利益を計上しつづけているわけだが
運転資金の必要もあってキャッシュは必要なのである。
(資金の調達先は、この銀行と政府系の金融機関である。)
彼のねらいは、わが社を資金的に支える金融機関として
対金融庁、社内的に説得力のある資料を
ととのえておくことにあった。
おくせず、ストレートに、論理的に
経営者を相手に話をする姿勢には
なかなか好感がもてた。
社内資料の
わが社の10ヶ年の利益、キャッシュフローの資料を見せながら
利益とキャッシュフローの疑問点を
質問するのを聴いていると、
企業を資金面から、巨視的に見れているなと
若い方ながら、頭の良さをすこぶる感じた。
そこで、「君は若いのになかなか優秀だね。
話が明快でよくわかったよ。」と訊ねると、
「いやあ、ありがとうございます。
土日にいろいろ話し方を考えた甲斐がありました。」
とすなおに答えてくれた。
あれこれ年齢や、出身地や、出身校や、
入社の経緯などをお聴きした。
こんな男なら、うちに来てほしいくらいだとも思った。
なんでも訊いてみると
彼は、20数社の企業を担当しているという。
こうした事例に接することは、
彼の企業を見る目をすこぶる養うことになるだろう。
しいては、彼のコンサル感覚、経営感覚をも養うだろう。
こうした人材とわが社のスタッフも切磋琢磨して
成長してほしいものだと思った。
コンサルティングに強い 経営エンジン研究所 税理士法人小笠原事務所
大阪 小笠原 でした。