御堂筋税理士法人創業者ブログ

海外に行っても

おにぎりを食べたい。

 

これが最近のわれわれ夫婦のねがい。

どこまでも日本人だ。

年をとって食事面のストレスが

強くなったのかもしれない。

 

そうなると炊飯器を

持っていかなければならない。

 

ところがこの炊飯器

トラブルつづき。

 

まず1台目

アマゾンでかわいいのを買って

持って行った。

国内仕様だった。

 

そして、変圧器をつけずに

炊いてしまった。

 

無知であった。

たった1回でおしゃかとなる!

((;´д`)トホホ)

 

宿屋の奥さんに泣きついたら

なんと!

ご自分のを貸してくださった。

 

びっくりした!

ええそんなん持ってはるの?

 

そして、うれしかった。

おにぎりが食べれたからだ。

 

このときはじめて

欧米の人も

ご飯を炊くのを知った。

 

外国で日本の家電製品を使うには

マルチ電圧仕様でなければ

変圧器が必要だということを知った。

 

また、炊飯器は

たくさん電気を食うことも知った。

 

ところが変圧器はやたら値が高い。

炊飯器が3,000円なのに

変圧器は10,000円もする。

(ノ゚ο゚)ノ

なんやそれ!

 

妙案がないなあ。

 

そんなおり

旅先のとある町で

家電量販店があった。

おもわず飛び込み

期待せずに探してみると

小さな炊飯器があるではないか!

 

値段は約3,000円!

うれしかった。

2台目の炊飯器との出会いだった。

 

ホテルに持ち帰り、

思う存分、ご飯を炊いて

おにぎりをほおばった。

うれしかった!

 

ところがである。

この喜びもうたたかだった。

 

次の旅行のとき

ご飯を炊いた。

 

そのときの、

我々の部屋は

メゾネットだった。

 

バスルームのある階下で

ご飯を炊いた。

 

家内がおにぎりを

作ってくれて

なかよくほうばった…までは、

よかったのだったが。

 

次の瞬間

火災警報器がけたたましくなった!

 

びっくりした!

なんとなくかすかに煙のにおいが…

 

あわてて部屋を飛び出した。

隣室の泊り客とかち合う。

「なんなのでしょうか?」

 

部屋に戻ったら

ますます煙の臭いが強くなってきた。

 

「こら、ひょっとしたら

 我々の部屋が火元かも?」

いやな予感がよぎる。

 

下に降りると

なんと炊飯器から

煙が出ているではないか!

 

えらいこっちゃ!

見ると、ふたの取っ手が

裏返って、ヒーターに当り

プラスチックが溶けていた。

 

事故というのは

2つも、3つも

エラーや不運が重なって

起こってしまうものだ。

身に染みて実感した。

 

ふたを取り除いて

電源は切ったが

すぐに煙は消えない。

 

慌てて窓を開けて

煙を追いやるが

報知器は無情にも鳴りやまない。

 

部屋を飛び出て

フロントに走り下りたら

泊り客の皆さん全員、

ホテルの外に避難しておられた。

 

ほんとに申し訳ない気持ちで

説明して謝った。

 

「私の部屋が火元で、

原因は炊飯器のふたが

ヒーターに当たり、

溶けて煙がでたこと、

もう沈静化したので

大丈夫です。

ほんとうにすみません…」

 

そこはロンドンだった。

さすが英国である。

 

ほとんどの方は笑って

大目に見てくださった。

(ここらあたりがすごい)

 

調子にのって

「つくったおにぎりは

おいしかったのですが・・・」

とついつい余計なことまで言ってしまう。

 

「わっはっは!」

皆さんから笑い声があがる。

 

しかしある年配の女性からは

やんわりお小言をいただいた。

当然である。

 

ホテルのフロントの女性からは

もうお部屋で調理しないように

苦情が来ていますからとお叱りを受けた。

そのとおりで、返す言葉がない。

 

だが、それでも、

おにぎりは食べたい。

 

日本に帰ってからも

アマゾンで

海外で使える

安い炊飯器はは売っていないか

いろいろ調べてみた。

 

しかし、高級品を除いては

見つからなかった。

 

欧州のアマゾンを見ると

私たちが買うたような

small rice cookerが

たくさん紹介されている。

 

だが、どれも

日本には配送できないようだ。

 

うーん、なんかええ方法はないか?

(・_・;)

ふと、思いついた。

旅行先のホテルで

受け取れないか?

 

迷惑かも知れないと思ったが、

今度行くホテルにメールした。

「あのう、お宅気付で

炊飯器を送っていいでしょうか?」と。

 

先方から

「いいですよ」と

親切な返事。

ありがたい!

 

そこでさっそく

前のと同じようなのを買った。

実に3台目である。

 

 

(ライスクッカー、とにかく安い

 考えてみれば、

 お米を炊くなんてシンプルな装置だ)

 

本体16€、送料2€であった。

あて先は、**ホテル気付。

 

これで安心して

またご飯が炊ける。

 

今度こそ

失敗のないように

だいじにしよう!

 

会計事務所と

コンサルティングの融合

 

御堂筋税理士法人&

組織デザイン研究所

 

小笠原 でした。


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