時間管理の研修と『時間』意識について思うこと
2009.12.05
ブログ
大阪のコンサルティング税理士 小笠原 です。
時間管理の勉強会をしています。
はじめに、時間管理をしてみて
気づいたことや課題を話し合ってもらいました。
・本来業務に計画どおり取り組めていないなあ。
・だいじなことから取り掛かるというのはやっぱり大切だ。
・移動中の時間をどう使えるかなあ。
・メールのチェックをどうするか?
など、いろいろな気づき、課題、対策の話がでました。
1ヶ月の時間の計画は
本来こうあるべきだというあなたの時間の使い方の基準
だから、まず基準はシビアである必要がありますね。
そして、計画と実績のずれがあなたの時間の使い方の課題
それをいかに計画どおりにもっていくか
これが工夫のしどころですね。
こんなお話をしながら
結局、『時間』に対するその人の意識が
どの程度であるかが、時間管理の意志につながる。
そこで時間についての哲学を少しお話しさせていただいた。
世界はどうあるべきかとか?
宇宙の本質はなにであるか?
といったテーマから、自分はどういきるべきかに
哲学のテーマを大転換させたのはキルケゴール
それ以降、哲学のテーマは自分の存在『実存』について
語るようになった。その代表選手はハイデカー
「存在と時間」という本を書いたくらいだから
ハイデカーは、人間存在とは時間と考えたにちがいない。
時間の大切さは、人間の死をしっかりとらえてみて初めて腑に落ちる。
なぜなら、死は絶対的なものであり、
それゆえ人生は有限な時間である。
このことに気づいたら、
逆に人生がとてつもなく大事なものに思えてくる。
だから『今、この瞬間』をどう生きるかが、とても大事になってくる。
このような覚醒された時間意識が、時間管理のエンジンである。
これは仏教的な、禅の人生観と相通じるところがある。
道元の教えに共鳴できる人は
時間の大切さを、限りなくいとおしく思うのではないだろうか?
そんなことをお話ししながら、
時間管理を習慣化して、ビジネスで成果を出せる人に
なってほしいと願った。
コンサルティングに強い税理士小笠原/河原事務所 大阪 小笠原
でした。