御堂筋税理士法人創業者ブログ

今日も、銀行借入金の話しの続きである。

さて、現状わが社がどれくらいの借入金があり
それはなぜそうなっているのか?
その原因、メカニズムがわかることが
資金に強い経営者になるための第一歩である。

その次は、自社の資金状態の現状について
どのように評価し、判断を下すか
それが、どう対策を打っていくかの基になる。

その評価、判断をするに当たっては
最低10年程度のわが社の
利益、資産、自己資本、借入金の推移を
ぜひグラフにまとめながめてほしい。

そうすれば、なぜ借金が増えたのか減ったのかが
わかるはずである。

また、資金繰りがシリアスな課題であるときは
このままいけば、いつXデイがやってくるのかを
冷静に予測してもらう必要がある。

こうした認識が
資金の課題に取組む、借入金の問題に取組む
起動力となるのである。

具体的な資金についての取り組み課題としては
1.銀行を中心とした資金調達力を増す
2.資金の収支をよくし、資金構造を改善する
ということがあるだろう。

以下それぞれのポイントについて考えてみたい。

1.銀行を中心とした資金調達力を増す

  まずは、現在の銀行別取引状況を整理し
 頭に入れておく。

  その上でメインバンクを見定め、
 銀行とのコミュニケーションを保ち
 情報交換をし、考え方を知らなければならない。

  不運にもリスケを依頼せねばならない場合には、
 メインバンクとの交渉をしっかりと行ない、
 そして各行への公平な対応が求められる。
 その間に、利益改善と資金返済の方途を
 きちんと考え、計画し、銀行の理解を得ることだ。

  平時においても、取引条件の改善に努めることが必要だ。
 その条件とは、借入枠、金利、担保・保証の軽減である。
 本質的には、利益と資金の改善が、
 取引条件の改善の主要部分を占めるわけであるが、
 相手の願いを知り、資金運用の改善、交渉を通じて
 取引条件の修正は可能だ。

  資金の調達には、デッドファイナンス(借入)、
 アセット・ファイナンス(資産担保)、エクイティ・
 ファイナンス(資本強化)がある。

  まずは、メガバンク、地銀、公庫のファイナンスの
 商品バリエーションをよく聴いて研究し、
 国や県のの制度融資や補助金などの情報を調べて
 多様な方法を知識として持っておくことだ。

 保証協会、不動産担保融資、ビジネスローン、
 売掛金担保融資、在庫担保融資、ファクタリング、電子債権、コミットメントライン
 プロジェクトファイナンス、シンジケートローン、
 銀行保証社債、県の保証社債、少人数私募債、
 ベンチャーキャピタル、投資育成会社、第三者割当引受け、グリーンシート…
 手法は多彩だ。

  さて、資金調達という点では、
 手許資金をどれくらい持っておけば安心かという観点から
 自社の資金を考えてもらいたい。
  なぜ資金が必要かというと、それは
 資金が企業活動の血液であり、潤滑油だからだ。

  経営活動で資金が底をついては絶対にいけない。
 自己資金の資金だけで運営できればベストだが
 借入金を活用して、レバレッジを効かして儲けることも才覚だ。
 
  お金の在庫切れをきたすのは致命傷だから
 必要な資金量をよく考えて貯金を持つ必要がある。

  必要なお金にはどのようなものがあるのだろう。
 まず、日常の支払資金だ。最低2ヶ月はほしいし、
 できれば3ヶ月、さらに6ヶ月分をめざしたい。

  臨時の仕入代金、貸倒で入金に穴が開いたときの余裕も必要だ。
 さらに、想定される設備投資の何割かは自己資金が要るだろう。
 最低40%、多ければ多いほどよい。

  これらを足すと、御社ではどれくらい貯金が貯まっていれば
 枕を高くして過ごせるのだろうか?
 ぜひ、計算しておいてほしいものだ。
 なにより、お金はどれくらいあればよいのかについて
 しっかりした意見を持ってほしいのである。
 

2.資金の収支をよくする。

  このように資金の借り入れについて考えていると
 あらためて、キャッシュ・フロー経営という言葉が
 耳によみがえってくる。

  キャッシュフロー経営とは、利益とともに否、
 それにも増してキャッシュフロー(資金増加)を
 ものさしとして経営をしていくことだ。

  そこでは、儲けもさることながら、
 売掛金や在庫の削減と管理を
 しっかりしていくことが超重要となる。
 (売掛金や在庫の改善・管理法については
 機会があればぜひお話ししたい)

  そのためには、試算表と同じように
 毎月の資金繰り表、キャッシュフロー計算書を
 きちんと作ってチェックしていくことが必要だ。
 これは毎月の推移表で見ていくのである。

  そのことが資金構造の改善に
 おのずとつながっていくはずである。

資金の管理、資金の調達、その主要部分を担う銀行とのお付き合い
それについて一定の知識と経験を持つことは
小さな企業の経営者の必要なスキルである。

繰り返しになるが
資金が必要になる理由、資金に対する正しい知識と姿勢、
銀行とのお付き合いと交渉のあり方について
よく認識してもらいたいと思う。

コンサルティングに強い経営エンジン研究所/税理士法人小笠原事務所
大阪 小笠原 でした。


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