御堂筋税理士法人創業者ブログ

業績のアップを加速する方法にはいくつもの切り口があるだろう。
そのうち、「できる人をつれてくる」というのは、
ひとつの有力な方法である。

先週から今週にかけて、
そんな事例を2つほど実感したのでご紹介したい。

まずはA社の事例である。
A社は製造業である。
長年、設備投資を旺盛に行ない、能力の増強に努めてきた。
しかし、いかんせん生産のプロがいなかったのだ。(失礼)
その課題に対して、組織的企業で
品質改善や生産管理のスキルを身に付けている
30歳代の人が入ってきてくれた。

科学的切り口でどんどん分析をしてくれて
現場の人たちにもうまく溶け込みながら
リーダーシップを発揮してくれている。

問題を明確にし、障害を取り除きながら
実に、ここ数ヶ月、同社がもっている潜在能力が顕在化してきた。
市況の好転もあるが、おかげさまで生産があがり業績も上がってきた。
それは極端にいえば、
たった一枚、月次の生産目標と毎日の実績とを
現場の管理者たちが毎日見れるグラフシートを作ってやり
それにより現場の人たちが自分たちの仕事のできばえについて
自動的にフィードバックを受けることにより
目標達成意識が上がってきたからである。

これなど、経営者が人材の補強に走った意思決定のヒットである。
先々が楽しみなA社である。

もう一社のB社は、販売業である。
この会社の課題は、規模が拡大して管理者が必要なのだが
幹部が、生え抜きの人たちばかりで、
この会社に今求められている、政策実行の経験がない点である。

私は、ひそかに数年前から、
経営者にある人にめっこを入れて
入社してもらうように依頼するようにサジェスチョンしていた。
めでたく昨年に入っていただき
内部ではノウハウのない業務改革に取り組んでいただいている。

なにしろ大手企業で幹部としてさまざまな経営課題を推進してこられた方である。
ネットワーク、フットワーク、ヘッドワークの3つともそろった
頼もしい助っ人である。

おかげさまで次々に問題点を指摘していただき、
また新たな事業領域の提案とスタートアップも始まった。

つくづく、経営者が
「いやあ、スピード感があります。
 さすがに○○社で、番を張っておられただけはある」
と満足げである。

業績は、やる気ももちろん必要だが、
能力、スキルがなければできないこともある。
逆立ちしても自力でできない場合には
できる人に来てもらわなければしかたなにではないか。

たとえそれに大枚なお給料が必要であろうとも
それの数百倍の見返りがあるのだ。
それを投資という。それができるのが経営者である。

コンサルティングに強い御堂筋税理士法人&経営エンジン研究所
大阪 税理士 小笠原 でした。

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