御堂筋税理士法人創業者ブログ

大阪のコンサルティング税理士 小笠原 です。

土日の東京でのコーチングセミナーを無事終えました。
特に2日目は、進める側にも気づきと学びの多いものとなりました。
参加者の皆さん、本当にありがとうございました。

わたしの今回のセミナーにおける
気づき(反省も)にはいくつかあります。

第一は、
◆もっとプログラム全体をしっかり暗記しておかないかんな!
ということです。つたない進行は受講者に失礼
皆さん、ごめんなさい。次回はもっとしっかり読み込み準備します。

第二は
◆コーチングのパワーをさらに認識した
ということです。

2日目、人数が奇数になりわたしも受講者と一緒に
実習の相手役を務めさせていただきました。

コーチ役をし、クライエント役をし
当たり前ですが、まだまだへたくそだなと再認識するとともに
一方では、ちがう角度からコーチ役を観察し
また、クライアント役からフィードバックをもらう
そうした体験の中で、
クライアント役としては、とってもあたまが整理でき
コーチ役としては、15分という短い時間の中で
けっこうクライアントの方にかなりの頭の整理をしてもらい
「ほほーっ!」という感想をいただけたことは
さらに、コーチングのすばらしい効果性を
わたしに感じさせてくれました。

第三は
◆わたし流のコーチングのインストラクションができた
ということです。

それはどういうことでしょうか?
一つはマネジメントにおけるコーチングの位置づけを常に意識してもらう
もう一つは、コーチングの会話としての対話の価値観を知ってもらう
ことです。

わたしのコーチングの位置づけは
幹部人材の育成であるマネジメント教育の不可欠の
要素として位置づけ、系統だった研修のひとつの科目として
位置づけていることでしょう。

そこで、皆さんの業績マネジメントの1ヶ月の流れの中で
わたしが提唱する4サイクルエンジンの業務フローのうち
第2工程の、個人面接
第4工程の、フォローアップ
(いずれも個人面接形式で)
の進め方の基本形がコーチング的モードだからです。

そしてこれが目標通りの業績を成し遂げるために
決定的にだいじなのです。
業績達成の決定的要素は「フィードバック」です。
適切なサイクル、頻度でのフィードバックが
もっとも部下の業績行動を確実にします。
これは経験的にわたしが感じていることです。
(だまされたと思って3ヶ月やってみてください!)

【余談】
幹部の部下を率いるリーダーシップのモードとしては
いくつかのモードを感じています。
・コーチングモード
・ティーチングモード
(この二つがリーダーシップでのモードの基本形)
その他
・巻きを入れるモード(しかる)
・親分肌モード
・友達モード・・・
いずれも適時適切に使い分けが必要ですが

ですから、明確に部下との個人面談を意識して
コーチング実習を進めてもらいます。

つぎにコーチングモードの会話の価値観を
わかってもらうことです。
今回は最後にこのことをとくとお話ししました。

わたしの幹部育成の根本動機は
『リーダーシップ企業』を作ることです。
何度もお話しますが
リーダーシップ企業とは
お客様の銘柄選択ポイントにおいてOnly1のサービスを提供する企業
です。

この結果
『いつも予約で満席、行列の並ぶ、儲かり続ける会社』ができます。

そのための根源的なエネルギー源泉は
お客様とわたしとの関係に関する哲学です。
統合思考(お客様のよろこびが、わたしの生きるよろこび)です。

統合思考に対して、もうひとつの
お客さまとわたしの関係に関する哲学(?)があります。
それは
分離思考(お客様は、わたしの生きる手段)です。

・統合思考(仕事を通じて、人生の意義を感じ求めるあり方)
・分離志向(仕事は、私生活の手段で、人生の意義はほかにある)

お客様は、目的なのか、手段なのか?
お客様のためにわたしがいるのか?
わたしのためにお客さんがいるのか?

これは大きな踏み絵ですね。
しかし、ほどなく審判は下されます。
それは、お客様のご愛顧です。
繁盛店になるか、落ちぶれるか?
こたえは火を見るよりも明らかではありませんか?

さて、その場合のお客様とのコミュニケーションモードは対話なのです。

そもそも人間と人間のことばによるコミュニケーションを会話といいます。

会話には
対話(Dialogue)と討論(Discussin)があります。

Dialogueの語源は
dia=を通じて、logue(logos)=人が集まる→ことば
つまり、人が集まってひとつの中心に向かって語り合う感じです。

Discussionの語源は
dis=分離、cussion=ゆさぶる、叩く
つまり、相手を叩きあいながら、分離していく感じです。

これは思考モードのちがいが会話モードのちがいをもたらしています。
対話は、統合思考のあらわれなのです。

ならば、わたしたちは
コーチングにおいて、対話モードをしっかり意識しておくことが
とっても価値あるでしょう。

そして、研修の最後、この対話の価値観を
けっこう時間を掛けて、しっかりとお話しさせていただきました。

具体的内容は
わたしがそこかしこで(このブログでも)お話しさせていただいて
いますので省略しますが
(また機会があればお話ししたい)

でも皆さんの聞かれている反応を見て
今までの中でも、今日いちばんわかりやすくお話しできたかなと
少しうれしく思いました。
だって、ここがもっとも大切なところなので
ここがリーダーシップ企業を作る根源の泉なので

わたしが、ずっと追い求めている概念で
いろんな偉い人のお話を読んだり、聴いたりして
とっても難しすぎて、あたまがぐじゃぐじゃになる話
それを、いかに「そうやなあ!」
とわかってもらえるか?
そのままでは硬くてにがい野菜を
「これ食べやすくておいしいやん!」
と食べていただけるか
これが、料理人としてのわたしの幸せ!なのです。

最近、人とお話しするときに
わたしは不思議な感覚におそわれます。
それは、相手の外見など目に見えるその人ではなく
たましいの存在としての、目に見えないその人を感じるのです。
その存在は、とてもいとおしい。

人、意識、すべての生物の中でただ一種

分って何だと自問する存在
自分の未来、歴史を意識する存在
神と他の生物やもろもろのものの間に位置づけられた存在
ほんとうに不思議ですね。

話があらぬ方向にいってしましました。

さて最後に皆さんに宿題
100時間コーチング実習です。
記録帳を付けてとにかく実践あるのみ
大変ですが、皆さんならやるでしょう。
実践報告が楽しみな閉会となりました。

まずはご報告まで

コンサルティングに強い 税理士小笠原/河原事務所 大阪 小笠原
でした。

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