御堂筋税理士法人創業者ブログ

最近、

事業を売却された

お二人のオーナー経営者に

お会いする機会があった。

 

どちらも50歳代後半の方である。

さすがに50歳代となると

私の目から見れば

見るからにお若い。

 

欧米では

人生の目標は

働くことから解放されることだ

といったことを耳にする。

 

さてこのお二人は

これからどう人生を

過ごされるのだろうか?

興味の尽きないところである。

 

お一人の方は

事業を大企業に売却された。

しかし、少なくとも

3年は社長をしてほしいとのことで

引き続いて経営をしておられる。

 

過日、経営計画発表会に

出席させていただいたが

社員の皆さんの

創造性や活気を見ていると

これはもう事業が離陸して自走し

かれらの力で成長を続けるかと感じる。

(もちろん多くのアイデアは

 社長の中から

 出ているのかもしれないが)

 

従って

真のリタイア後の過ごし方は

3年以上のちのことだろう。

 

しかしすでに相応の

売却資金も手にされたのであるし

あれこれと考えを巡らせて

いらっしゃることだろう。

そのあたりは

あらためてお会いする機会があれば

ゆっくりとお聴きしたいものだ。

 

もうお一人の方は

事業をEBOで従業員持ち株会に

売却された。

 

先日ご挨拶にお伺いしたら

あれこれご相談してきたが

幹部の皆さんがとても

やる気になっておられるので

これでよかったと

しみじみおっしゃっておられた。

 

大阪から小一時間の

田舎に住まわれて

これから社会貢献やご趣味に

三昧のご生活が待っておられる。

がんばってこられたご褒美である。

 

まずは長野県の玉村豊男さんの

ワインアカデミーに

1年間通われるとのことだ。

すがすがしくうらやましく思えた。

 

これからは機会があれば

ご一緒して

夫婦であれこれ遊びたいものだ。

 

さて、なにを言いたいか?

 

こう見てくると

今や、そしてこれから

非公開企業の企業家の

リタイアの出口として

企業の価値をお金に換えられるし

それがどんどん増えていく

時代だということである。

 

それはいくつかの条件を付して

いいことである。

その条件とはとりあえず2つ

以下は私見である。

 

一つ目は

企業をともに発展させてきた

社員、特に幹部の皆さんの

貢献への報償である。

 

二つ目は

若くして見識なきうちに

不相応な大金を手にしないことである。

 

そして

与えられた大金を

どのように社会に活用し

あずかったお金を回して

返還していくかであろう。

 

私が独立した直後

お客様の社長が

事業を大企業に売却し

50億円に喃々とする

資金を手にされた。

 

不肖小職の諫言にも耳を貸されず

禿鷹のような輩たちに

食い物にされ

わずか1、2年で

身上を潰された方がいらっしゃった。

 

そういうことだけは

ないようにしていただきたいものだ。

 

会計事務所と

経営コンサルティングの融合

 

御堂筋税理士法人&

組織デザイン研究所

 

小笠原 でした。


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