やっぱりフォローアップの研修は効果抜群だなあ
2012.07.12
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昨日、今年の3月まで半年にわたって実施した
ある会社の営業部長クラスを対象とした
管理力強化トレーニングのフォローをさせていただいた。
これは、3月の終了時に社長や人材育成担当責任者に
お願いして実現したものであった。
対象者は14名、参加者は13名である。
内容は、PDCA、重点顧客との取組み、
時間管理、コーチング、会議ファシリテーションであった。
皆さん、4ヶ月ぶりにお顔を拝見する。お元気そうだ。
この4月に人事異動があり、昇格された方も幾人か。
冒頭、皆さんに今日の集まりの目的と期待する成果をお聴きした。
目的は、異口同音に『習慣化』だとおっしゃった。そのとおりだ!
期待する成果は、自分のしてきたことの妥当性の確認、
他者の取組み内容を知る、うまくいったことを他者に伝える。
私からは『成功の法則』
意識を変える→行動を変える→習慣を変える
→他人から見たその人の人柄が変わる
→他人のその人に対する態度が変わる
→運命が変わる(売上・成果・評価・業績・人生)
だから、習慣を変えるまでが、自分が努力することなのだ。
次に、皆さんにこの5つのテーマについて
重要性はわかっており習慣化できている(腑に落ちている)→○
重要性はわかっているがまだ習慣化できていない(腑に落ちていない)→△
重要性自体疑問?→×
でホワイトボードに自己申告してもらった。
結果は、
PDCA ○=8 △=5
重点顧客との取組み ○=7 △=6
時間管理 ○=6 △=7
コーチング ○=5 △=8
会議ファシリテーション ○=2 △=11
うーむ、興味深い!
皆さんに理由を訊いてみた。
さて、事前に用意されてある振り返りシートを基に
3グループに分かれてもらい1テーマずつ
グループ討議をしていってもらった。
そして、各グループの代表者に報告してもらい
ホワイトボードに、できていること、課題、質問をまとめていった。
それぞれのテーマでさまざまな取組みが行われ
部下とのコミュニケーションが深まり、さまざまな彼らの悩みがわかり、
話しやすいムードに変わり、お客様との関係性が深まり、売上が増えている。
実にすばらしい素直な取り組みぶりと成果である。
見事な原因と結果の関係だと感じた。
だから、その上で出てきている課題と質問は具体的なのである。
わたしは、質問にさらに深い形でお答えしていった。
ずっとオブザーブしていてくださる、No2のK専務さんが
メモをひんぱんに取り出しておられる。
これは、わたしの話が記録するに値すると感じてくださっている証拠だ。
こんな調子で、一日根をつめてふりかえりを行なった。
あきらかに、手ごたえがあった。
皆さんの感想をお聴きしたら、改めてテーマの実践状況を振り返り
整理ができ、深まったとのことであった。
最後に、こうした訓練が皆さんの価値を高め、部下を育てる土壌になることを力説した。
専務さん、人材育成責任者の方からも、今日は価値があったとのことで
責任を果たせてほっとしている。
また秋から、もうひと組残っている部長さん方のプログラムが始まるし、
また、彼らの一部門を題材にして、
今度は、組織への浸透の実験をしたいとのご依頼もいただいた。
ねがってもないことである。
なぜなら、わたしはマーケティングの神様、コトラーが教えてくれる
営業部門のマネジメント確立に体系的に取り組みたいと思っていたからだ。
そうすれば、ドラッカー&コトラー流の経営が実現するのだ。
楽しみである。
コンサルティングに強い経営エンジン研究所/税理士法人小笠原事務所
大阪 小笠原 でした。