御堂筋税理士法人創業者ブログ

この前、幹部トレーニングで
時間管理について話していたら、
皆さんの腑に落ち方が低かった。
いつもながらそうなのだが。

そこで参加者に訊いてみた。
「皆さん、思いつくところで
 時間に切迫感をもって生きていたり、
 時間を管理せざるを得なかったりする人って誰ですか?」

「うーん?…」
皆さんの脳みそが動き出した。
どなたかが、もじもじってされたのでその人に
「どう?」って促してみた。

「末期のがん患者さん…かな?」
「そう、そうですよね。末期のがん患者さん!いいですね…
 ほかの方は?」

するとまた別の人が、
「売れっ子のタレントさん!」
「そうそうそう、そのとおり!」

「それは、結局どんな人なのですか?」
「時間があまり残されていない人」
「超売れっ子で、時間が足りない人」
「そう、そう、そのとおりですよね。」

「つまり、時間が有限であると切実に感じている人か
 めちゃくちゃ忙しくて、時間が絶対的に足りない人ですよね。
 ところで、皆さんはどっちですか?」

うーん…と、皆さん考えこまれた。

そこでわたしは、こう質問した。
「もし、皆さんが忙しくて、
 この仕事をしたら1時間3万円、この仕事は1時間5千円だったら
 どちらをしますか?」
「そりゃ、3万円の方ですよ。」
「でも、僕らサラリーマンですからねえ。」
「そうですよね、それだったら独立しますよねえ。」

「だったら、こんなんどうですか?
 皆さんの仕事に値段をつけるねん。
 Aという仕事は価値が高いので時間1万円、
 Bはパートさんでもできるので時間8百円
 それで1ヶ月、いくら価値があったかを計算する。
 いちばん稼いだ人には、トップ賞!」

皆さん、笑いながら
「そらええわ、わかりやすい!わっはっはあ」

そこで、思ったのは、
1ヶ月の業務別時間集計をするときに
社長が、幹部のそれぞれの仕事別に
価値に基づき時間単価を設定して、
その人がどれくらい価値のある仕事をしているか
計算させてみるのである。

社長がとっても助かる仕事、幹部らしい仕事には
時間1万円から3万円
外注でもできる仕事だったら5千円
部下でもできるものは千円
パートさんでもできるなら800円
てな具合である。

そうして計算してみたら
ある人は、300万円、ある人は80万円だったりして。

さて、そうなったらどんなことを考えだすだろう?
ほんとうに管理しなければいけない経営の数字って何なのだろうか。

コンサルティングに強い経営エンジン研究所/税理士法人小笠原事務所
大阪 小笠原 でした。


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