御堂筋税理士法人創業者ブログ

先日、

営業マンの育成の件で

お客様を訪問したときのことである。

 

営業の責任者の方や

若手の営業所長の皆さんと

あれこれ意見交換をしていて

 

昨今の若手の人材は

ちょっとお客様に怒られると

もう気持ちが萎えて

もうやめてしまう人間が

多いという悩みをお聞きした。

 

私自身もとても気が弱く

人に叱られると

とたんにしょげ返って

なかなか立ち直れない性格なので

その気持ちは痛いほどわかる。

 

だが、人生とは、

そうした経験を積んで成長していき、

ひとかどの人間になっていく

プロセスなのだから

ぜひそれを糧に変えていってほしい

と思うと同時に

そうした訓練の必要性を感じる。

 

なにしろ彼らがいうには

親に、他人に怒られたことがない

とのことだから

一体、世の中はどうなっているのかと

思ってしまう。

 

まあ、新入社員は

一から育てなおす覚悟が

必要かもしれない。

(可能かどうかはあるが)

 

昔から、「艱難汝を玉にす」と

いう格言があるが、

人は、他人からの

フィードバックによって育つ。

 

それは世間の厳しい目である。

一週間くらい立ち直れないくらい

のフィードバックが

時に必要である。

 

あとになって

こうした経験は

ほんとうに懐かしい思い出となり

それはありがたい感謝に変わるものだ。

 

営業マンなのだから

コミュニケーションがとても大事だ。

そのコミュニケーションが下手な

人がけっこういるとのことだから

憂慮しなければならない。

 

特に相手のフィードバックを

きちんと受け止められないという。

これは困った話だ。

 

反省の回路が働かないわけで

コミュニケーション力を

高めていくことができない。

 

私の経験であれば

伝えてあげたいところだ。

 

ところで私も大したことはないが

根がほんとうにバカなものだから

あれこれつたない経験をして

バカはバカなりに

コミュニケーションで

大事にしていることがある。

 

それは次の十原則だ。

(ただし完全には

できていないこともいくつかある)

 

恥ずかしながら

ご参考になればと思い

ご紹介しておこうと思う。

 

よきコミュニケーションの原則10ヶ条

□ コミュニケーションの成果は相手にあると心に刻む。
□ まず相手に好意をもち、笑顔ですなおに話を傾聴する。
□ 相手のことばを尊重する。
□ 相手が話そうとしているときは、最後まで聴く。
□ 相手に、両者の関係に価値を生まないことは言わない。
□ 怒りの表現はとりあえず延期する。
□ つまらないことに心のエネルギーを使わない。
□ 『暗病反言葉』を使わず、『明元素言葉』遣いに徹する。
□ どちらが得かを考え、ことばと態度を選べるようになる。
□ 相手のペースに合わせる。

 

こうした原則のいいところは

自分への戒めとして

常に意識しだすという点だ。

 

そうすると、

なんとか自分もそういうふうに

しなければいけないと

意識する結果

そういう習慣が形作られる

というわけである。

 

ところで

私が自分のコミュニケーション力の

改善に取り組み始めたのは

30代の初めのことである。

 

当時、税理士試験に合格して

これからは税理士として

一人前になっていかなければ

ならないなと考えたとき

この問題に突き当たったのだろう。

 

梅田の旭屋書店で

手に取ったのが

『カーネギーの話し方入門』

という本であった。

 

その巻末に

話し方教室があるというのを見て

さっそくに通い始めたのが

最初であった。

 

これはアメリカでは

定番のセミナーで、

14回シリーズ

毎週夜に開かれていた。

 

テーマをもって

人前でスピーチをするもので

それによって人間関係を

学ぶというものだった。

 

終了後も

何回かアシスタントもさせてもらったが

とても勉強になった。

 

今はその教室はなくなっていて

木下先生という方が

『コトハナセミナー』

http://www.kotohana.com/

というかたちで

継続しておられる。

 

今は、私の弟弟子の

河原税理士が

インストラクターをしている。

 

私もときどき

社員や知り合いに紹介しているが

とてもよいセミナーだと思っている。

 

その後、かなり後で

出会ったのがコーチングである。

 

これは、大変よかった。

人生で出会ったセミナーで

とても価値のあるものだと

今でも思っている。

 

さて、そのコーチングに

輪をかけたような

濃密なセミナーがNLPである。

 

神経言語プログラミングという

よくわからない難解そうな

ネーミングである。

 

これは10回シリーズで

高額なセミナーであったし

毎土曜日という

重い腰の立たない日程だったので

 

大人買いしようと

先生に来てもらって

事務所全員+お客様希望者で

実施した。

 

コミュニケーションの達人の

秘訣を学ぶものである。

SMBCコンサルティングの

久保田さんという方に

お聴きしたら

 

三神結衣さんという先生が

http://mikamiyui.com/

すばらしいということで

おねがいしたが

とてもよかった。

 

彼女には

25周年の記念パーティの

司会などもお願いして

親しくさせていただいている。

 

なにを言いたいか?

コミュニケーションは

ほとんどどんな職業でも

第一級に大事な要素で

人生に大きな意味をもつ。

 

人間の一生というものは

ある意味こうした人生のコツを

会得する旅だともいえるわけで

 

これからこの国を担っていく

若者はすべからく

勇気をもってその修練に

望んでほしいと思っている。

 

その方法と、

私が会得したところを

参考までに

ご紹介したしだいである。

 

会計事務所と

経営コンサルティングの融合

 

御堂筋税理士法人&

組織デザイン研究所

 

小笠原 でした。


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