御堂筋税理士法人創業者ブログ

大阪のコンサルティング税理士 小笠原 です。

ティーチングについてトレーニングのプログラムを
まとめなければならなくて
教え上手になる』(関根雅泰さん著)という本を読みました。
これが出色のできの本!
いやあ、勉強になりました。

ティーチングの目的は
直接には
部下が、あることができるようになることですが
自ら学び続けられるようになる
ということらしいです。
つまり自分で考え、活動できるようになる
そういうことが習慣化できればよいわけですね。

そのために
P(計画する)→D(やってみる)→C(ふりかえる)→A(かたちをつくる)
ができればよいのですね。

・計画の中身は
 目標設定⇒計画⇒準備
・やってみるの中身は
 聞く(訊く・聴く)、観る、話す、読む、体験する
・ふりかえるの中身は
 立ち止まる⇒ふりかえる⇒書く(まとめる)
・かたちをつくるの中身は
 決意する⇒やる

当たり前のことを、ひとつひとつ意識して
学習者主体で学んでいってもらえばよいわけです。

その際の教え方のポイントは
1.本人の学びの重視
 上司は考えさせる場を提供し、よい質問を投げかけること
2.問題解決を支援する
3.相手本位
 相手の理解を確認し、好奇心をもたせるようにし、観察し質問する
このあたり、つまり相手が理解して学ぶかが問題である
という徹底した相手本位が大事ですね。

わたしたちは得てして、教える自分のことしか頭にない!

そこでティーチングのしかたですが
まず上司と部下が共同で学びの目標を設定することですね。
部下が何が課題でどうしたいのか?
そのためにはどれだけの時間で、どんなことをどんな順序で学ぶか

これに沿って、いかにOJTの時間をとるか
相手に説明させ、質問させ、実演させ、討議させ、共有させ、整理させる

そしてどのような教材と学習方法を使うか

テキストの作り方、補助資料(マニュアル、チェックリストなど)、参考図書
サンプル、映像

ロープレとフィードバック、同行、観察

説明のしかた、実施記録、日報、レポート

ふりかえらせ、まとめさせ、決意させる

こういったツール、OJTの場面のあり方をお教えして
ある部下について、訓練計画を考えてもらう

それをティーチングの訓練プログラムにできたらいいなと思っています。

私にとってこの2時間余りの読書とまとめの価値は
大人の学習理論について学べたこと
訓練を受ける側が主体で彼に考えさせるというパラダイム変換
訓練の共同計画を作り、進めるという個別対応の柔軟性
ティーチングのツールは実はいっぱいあるという整理ができた。
私たちがしていることはわりと的を射ているという後押しになった
点です。

さっそくこれをプログラム化しなければ・・・

コンサルティングに強い税理士小笠原/河原事務所 大阪 小笠原
でした。


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