御堂筋税理士法人創業者ブログ

今年は退職者が多かった。

 

私にとって

人がやめていくことは

ほんとうにつらい。

 

それは小さなころの

トラウマがあるからだ。

 

むかしわが家は

小さなすし屋をしていた。

 

ご多聞にもれず

水商売の世界では

多くの人が出たり入ったりする。

 

好ましく思っている人に限って

やめていき、

あまり好きでない人に限って

いつまでもいる、

おさなごころにはそう感じた。

 

なついていた人が

やめると聞くと

小さなこころは傷ついた。

 

今も人がやめると聞くと

そのときの感情が再現される。

 

その後ろ姿を見送るとき

“Come back Shane!”

アメリカ映画『シェーン』の

ラストシーンが思い出される。

 

 

また経営者にとって

社員からやめるといわれるのは

究極のフィードバックだとも感じる。

 

その人のやりたいことを

提供できなかったなあと

反省せねばならない。

 

われわれも

急ピッチでそういう環境を

創り出そうと努めている。

 

われわれの組織を出て行った

人たちの中にも

幾人か、いつの日か

きっと戻ってきてくれる諸君が

いるだろうと心に思っている。

 

実際には

その人それぞれの人生

やりたいこと、キャリアの目標があって

それゆえ

気持ちよく送り出してやることも必要だ。

 

そういえば

わたしもかつて

久保田鉄工と出口会計を去った。

 

そのときの

上司、所長の思いは

きっとそうだったのだろうと思う。

 

さて、そうばかり

感傷にふけってもいられない。

 

われわれも

新しいスタッフ、パートナーを

見出していかなければならない。

 

さいわい

弊社のトップは

不撓不屈の精神で

リクルートにあたってくれている。

 

特にわれわれの業界、

未曽有の求人難の時代において

人を取ることは

あれこれ試行錯誤の

チャレンジである。

 

そして、チラホラ

というか

いくつも成果が出てきている。

 

とにかく

事業の発展には

人が不可欠である。

特にわれわれのような

業界ではである。

 

これは何も弊社に限ったことではない。

われわれのお客様でもそうである。

そして、われわれのミッションも

いっしょになって

人材の採用と育成に

努力していくことである。

 

経営環境が

どんどん変化していくなか

世の中の動きを

すばやく見て行きながら

あの手この手を打って

人材企業をめざして

いかなければと思っている。

 

会計事務所と

経営コンサルティングの融合

 

御堂筋税理士法人&

組織デザイン研究所

 

小笠原 でした。


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