御堂筋税理士法人創業者ブログ

大阪のコンサルティング税理士 小笠原 です。

午後から経営のご相談に携わっているM社にまいりました。
さっそく、常務のMさんから経営の状況をお聞きしました。
売上が回復せず、かなりの苦戦を強いられているとのことです。

しばらくそのままお話をお聞きしていましたが
A3の紙の裏を使って、Mさんのお話していることを表にまとめていきました。
M社の販売先、現状の売上高と状況、対策と売上のかたい目標値
それが達成できなくなるリスクや取り組みでの潜在リスク、そのヘッジ方法
もくろみの成功条件、だれが担当するのか、優先順位は?
こうしたことを一表にまとめ、それを共有して3時間くらい
課題と方向性を考えていきました。

それを達成してようやく、損益分岐点、きびしいですね。
固定費の見直しや遊休資産の活用も検討が必要です。

これらの政策を確実に成果に結びつけるためには
常務のリーダーシップと、担当する幹部社員との
しっかりした課題具体化、情報共有、コミュニケーションが必要です。

現状、経営会議を進めていますが
少し突っ込み不足、マンネリ化も懸念されます。
そうした悩みを感じたので

あらたな目標管理のしかたとコミュニケーションのあり方を提案しました。
善は急げ、今月もう一度お会いする機会があるので
それまでに、大きな3つの政策の柱について
目標管理シートを使って、手順を具体化してもらうことをお願いしました。

その上で、週次のチェック、あらたな月次のチェックとOJTの現場については
最初に私も入って、チェックのしかたを示すことにさせていただきました。

あらかたお話も終わったので、常務に
「どう?もやもやがすっきりしました?」とお伺いしました。
そう訊かれては、いやあ全然とは答えられないでしょうが
「いやあ、すっきりしました。全体像がまとまったし、
  なやんでいたコミュニケーションの問題にも方向性ができたので。」
とのこと、なによりでした。

最後にMさんが
「他社はどうですか?」とお聞きになられたので、
わたしが
「いいところもあれば、大変なところもあります。
  今はクラスのびりから2割の人は、退学を命じられている状況です。
  Mさんの会社は、私のみるところクラスで3番くらいの会社ですよ。
  まともに取り組んでいれば、必ず生き残ります。」
「つぶれている会社は、今までさぼっていた会社、考え方が不真面目な
  会社です。うちはちがうでしょ?」とお話ししました。

「Mさんはきびしい修業をしている最中ですね。
 10年くらいは修行してもらいたいですね。
  好きにやらせいただける社長に感謝しなければね
  種まきは3年くらいしてやっと目が出るものですよ。」

これからも、しっかりサポートしていきたいと考えています。

コンサルティングに強い 税理士小笠原/河原事務所 大阪 小笠原 でした。


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