御堂筋税理士法人創業者ブログ

少し前のブログで

哲学の勉強の進め方を

少しばかり

書かせていただいた。

その続きで

どんな書物をお勧めするか

手帳で拾ってみた。

それが次のリストである。

ご参考までに

ご紹介させていただきます。

まずはソークラテース

のことを知り、学ぼう。

・『ソクラテスの弁明』(プラトン著)

・『パイドン』(プラトン著)

・『ソクラテスの想い出』(クセノポン著)

これらはいずれも読みやすい

小説みたいなもんである。

読みやすさ→☆☆

それで興味が湧いたら

プラトンのほかの本を読めばいい。

本はいっぱいある。

次におすすめはエッセー類だ。

その元祖は

・『モラリア』(プルタルコス著)である。

 ただしたくさんあるので読むときは

 相談してほしい、お薦めを言います。

 岩波文庫ではモラリアとは銘打たず

 『饒舌さについて』などとなっている。

 ☆☆☆

次に

エラスムスとモンテーニュがいい。

エラスムスは、アマゾンで調べてください。

モンテーニュは『エセー』

☆☆☆

それから

英雄たちのことを書いたのがいい。

やはり血沸き肉躍り、

背筋が伸びるからだ。

・『キュロスの教育』(クセノポン著)

 ドラッカーが人材教育は

 この本一冊読めばよいと

 言っている本だ。

 ☆☆

・『アレクサンドロス東征記』

 (アッリアノス著)

 史上最高の軍事リーダーの

 生き様と人間性に触れられる。

 ☆☆

・『ガリア戦記』

 (カエサル著)

 カエサルが8年かかった

 フランス攻略の記録だ。

 ☆☆☆

それ以外に

いかによく生きるかを

もっと知りたい方には

キケローとセネカをお薦めする。

いずれもローマ時代の思想家である。

キケローは

・『義務について』

 ☆☆☆☆

・『老年について』

 (キケロ著)

 ☆☆☆

セネカなら

・『怒りについて』

 ☆☆☆

・『生の短かさについて』

 ☆☆☆

なにしろギリシア・ローマの

人たちにとっての価値観とは

思慮・正義・勇気・節制である。

これらを学ぶことが大事なのだ。

そういう意味で、仕上げは、

ちょっと歯ごたえがあるが

アリストテレースの

『ニコマコス倫理学』

まあ集大成でしょう。

☆☆☆☆

キリスト教の本は入れていない。

ピュアでいいが、

ピンとこないし、

暗い気持ちになるから (ノ_・。)

でももし読んでおきたいと思うなら

やはり『新約聖書』をお薦めしたい。

☆☆

『マタイ福音書』は

イエスの伝記

『使徒行伝』は

イエス亡き後の

弟子たちの行跡である。

そして

パウロなどの手紙類である。

それ以外の思想家の

形而上学や論理学は

あたまがいたくなるので全部カット

だから

中世~近世~近代~現代は

まったく紹介しません (^_^)v

例外で、おもしろい書物を

何冊か追加でご紹介

・『告白』

 (アウグスチヌス著)

 もっとも尊敬を集めている

 キリスト教の教父の率直な自叙伝だ。

 ☆☆☆☆

・『君主論』『政略論』

 (マッキャベリ著)

 超現実主義者

 とにかくおもろい!

 ☆☆☆

・『幸福論』

 (ヒルティ著) 

 キリスト教的価値観の

 幸福論

 ちょっと長いが

 ☆☆☆☆

・『パンセ』

 (パスカル著)

 ☆☆☆

 これもキリスト教やなあ

 とにかくピュアである。

以上、よろしく!

そういえば、今日も

お客様のところにいって

学びに目覚めてくれている

幹部のTさんから

先生、ソクラテスは

どう学んだらいいですかと

質問をいただいた。

すばらしいことだ。

――――――――――――

経営コンサルティングと

会計事務所の融合

組織デザイン研究所&

御堂筋税理士法人

税理士コンサルタント

小笠原 でした。


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