御堂筋税理士法人創業者ブログ

論語教室をお願いしている

安岡定子先生から

新たに出版された本を

送っていただいた。

『実践・論語塾』

という本である。

おしいただいて

拝読させていただいた。

とてもわかりやすい内容である。

毎月お教えいただいているのと

同じわかりやすくあたたかで

お元気なトーンを

そのまま筆で表現された感じである。

表紙裏に

ご丁寧に、先生らしい

ていねいで愛らしい文字で

「仁に親しむ 安岡定子」

と添え書きをいただいている。

その上、さらに

お手紙が添えられていて、

丁寧でいらっしゃること

この上ない。

見習わなければならないと

思った。

よい本なので

さっそく論語教室に

ご参加いただいていらっしゃる

皆様に進呈させていただこうと思う。

今月も

先生にお越しいただいて

論語の教えをいただいた。

いつもながら

孔子様の教えを

その生き方、

弟子たちとの交流のさまを交え、

生き生きとお話しいただき

わかりやすいことこの上ない。

森信三先生も言っておられるが

やはり生身の人間から

お教えを乞うのは

立体的でよい。

弊所の才木も

ブログで書いていたが、

前回も『仁』の意味について

論語の中から

さまざまな教えを紹介いただいた。

孔子様が、

顔回や樊遅など

それぞれに対し、

「克己復礼」とか

「直きを挙げて諸を枉れるに置く」

とか説明して

訊く相手によって

その人に合ったように

教えていることが

とても印象的であった。

孔子は性善説にもとづく

徳治主義であり

その中心概念が

『孝』や『仁』であるから

この仁の意味を

しっかりと理解することは

とても大事なことである。

先生のご著書を開いていると

「士は以って弘毅ならざるべからず。

 任重くして道遠し。

 仁以って己が任と為す。

 亦重からずや。

 死して後已む。亦遠からずや。」

(泰伯編第八)

とあった。

曾子の言葉だそうだが

身が引き締まるほど崇高だと

安岡先生は書いておられるが

ほんと、同感である。

ひるがえって、この私め

もっともこのことを

学ばなければならない

人間ではないだろうか。

そんなことをじんと感じた

読書のひとときであった。

経営コンサルティングと会計事務所の融合

組織デザイン研究所&御堂筋税理士法人

税理士コンサルタント 小笠原 でした。


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