幹部のトレーニング講座を検討中-幹部は、起こっていることを見て、分析できなあきまへんな
2020.01.30
経営幹部の育成
人間は、80%は見たものから
考え、判断するという。
だから、何を見るかは
意思決定に大影響を及ぼす。
ビジネスでいうと
会議の資料は、議論の質に
大影響を及ぼすというわけである。
そこで、私は考えざるを得ない。
どのように、
ビジネスで起こっていることをとらえて
どのような資料をつくり
どのように分析するか。
そして、
これを経営幹部に教え
思考力、判断力を
磨いてもらわなければならない。
というわけで、
ここ数日、
あれこれ頭の中で
考えだしていたことを
老人性早起き病を活用して
今まで作った資料などを見ながら
思索ノートにあれこれ書きつけた。
(簡単なまとめ)
考える順序は
1 事象の見方
↓
2 資料のつくり方
↓
3 分析のしかた
である。
1 事象の見方
ドラッカーによれば
成果を挙げるための
企業をめぐる現実についての
仮説は以下のとおり
(1) 企業とは、知識による
資源→成果の変換プロセス
(2) 資源を機会に投じること
で成果は挙がる
(3) 一番だけが選ばれる
(4) ものごとは陳腐化する
(5) 資源はあやまって配分されている
(6) 成果を挙げるカギは集中である
これを受けた
事象の見方として
次の8つの視点を挙げてみた。
(0) 収益性
(1) 細分化→異常点発見
(2) 偏在
(3) 比較
(4) 変化
(5) 因果関係
(6) タイプ分類
(7) 市場地位
このうち(6)と(7)は成果に関するもので
他は、成果・資源の両方に関する。
2 資料のつくり方
ここで資料とは表と図のことである。
表とは、ほぼ数字の表であり、
図とは、ほぼグラフなどのことである。
(0) 収益性
表;P/L、資本利益率、損益分岐点
(1) 細分化→異常点発見
表;たてよこで項目を立ててつくる
(2) 偏在
表;構成比つき順位表
図;パレート図・構成グラフ
(3) 比較
表;額・率による比較表
図;比較グラフ・ウォーターフォール図
(4) 変化
表;推移表・予測表
図;推移グラフ・移動平均図表
(5) 因果関係
表;プロセス表・生産性表
図;プロセス図・相関図
(6) タイプ分類
表;分類表
図;2×2マトリクス
(7) 市場地位
表;シェア推移表・比較表
図;上記のグラフ
3 分析のしかた
(0) 収益性
基準と比較して特長と課題を挙げる
(1) 細分化→異常点発見
予期せぬ成功・異常点つぶし
(2) 偏在
上位集中+下位切り捨て
(3) 比較
良い点ブラッシュアップ
悪い点解決
(4) 変化
傾向と変化点をつかみ
ブラッシュアップと解決
(5) 因果関係
プロセスの量と品質を見て
さらなる強化とボトルネック解消
(6) タイプ分類
ニッチ選択と捨てる領域検討
(7) 市場地位
強化と選択→集中
なんだか、味気ない書きぶりになったが
これを基に、幹部の
左脳を鍛えるプログラムを作りたい。
なにせ、それが鍛えられたら
必然的に儲かるというわけである。
経営コンサルティングと
会計事務所の融合
組織デザイン研究所&
御堂筋税理士法人
小笠原 でした。