御堂筋税理士法人創業者ブログ

人間は、80%は見たものから

考え、判断するという。

だから、何を見るかは

意思決定に大影響を及ぼす。

ビジネスでいうと

会議の資料は、議論の質に

大影響を及ぼすというわけである。

 

そこで、私は考えざるを得ない。

どのように、

ビジネスで起こっていることをとらえて

どのような資料をつくり

どのように分析するか。

 

そして、

これを経営幹部に教え

思考力、判断力を

磨いてもらわなければならない。

 

というわけで、

ここ数日、

あれこれ頭の中で

考えだしていたことを

老人性早起き病を活用して

今まで作った資料などを見ながら

思索ノートにあれこれ書きつけた。

 

(簡単なまとめ)

 

考える順序は

1 事象の見方

2 資料のつくり方

3 分析のしかた

である。

 

1 事象の見方

 

ドラッカーによれば

成果を挙げるための

企業をめぐる現実についての

仮説は以下のとおり

 

(1) 企業とは、知識による

     資源→成果の変換プロセス

(2) 資源を機会に投じること

     で成果は挙がる

(3) 一番だけが選ばれる

(4) ものごとは陳腐化する

(5) 資源はあやまって配分されている

(6) 成果を挙げるカギは集中である

 

これを受けた

事象の見方として

次の8つの視点を挙げてみた。

 

(0) 収益性

(1) 細分化→異常点発見

(2) 偏在

(3) 比較

(4) 変化

(5) 因果関係

(6) タイプ分類

(7) 市場地位

 

このうち(6)と(7)は成果に関するもので

他は、成果・資源の両方に関する。

 

2 資料のつくり方

 

ここで資料とは表と図のことである。

表とは、ほぼ数字の表であり、

図とは、ほぼグラフなどのことである。

 

(0) 収益性

 表;P/L、資本利益率、損益分岐点

(1) 細分化→異常点発見

 表;たてよこで項目を立ててつくる

(2) 偏在

 表;構成比つき順位表

 図;パレート図・構成グラフ

(3) 比較

 表;額・率による比較表

 図;比較グラフ・ウォーターフォール図

(4) 変化

 表;推移表・予測表

 図;推移グラフ・移動平均図表

(5) 因果関係

 表;プロセス表・生産性表

 図;プロセス図・相関図

(6) タイプ分類

 表;分類表

 図;2×2マトリクス

(7) 市場地位

 表;シェア推移表・比較表

 図;上記のグラフ

 

3 分析のしかた

 

(0) 収益性

     基準と比較して特長と課題を挙げる
(1) 細分化→異常点発見
     予期せぬ成功・異常点つぶし
(2) 偏在
     上位集中+下位切り捨て
(3) 比較
     良い点ブラッシュアップ

     悪い点解決
(4) 変化
     傾向と変化点をつかみ

     ブラッシュアップと解決
(5) 因果関係
     プロセスの量と品質を見て

     さらなる強化とボトルネック解消
(6) タイプ分類

     ニッチ選択と捨てる領域検討
(7) 市場地位

     強化と選択→集中

 

なんだか、味気ない書きぶりになったが

これを基に、幹部の

左脳を鍛えるプログラムを作りたい。

 

なにせ、それが鍛えられたら

必然的に儲かるというわけである。

 

経営コンサルティングと

会計事務所の融合

 

組織デザイン研究所&

御堂筋税理士法人

 

小笠原 でした。


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