幹部を育てる喜び
2016.03.17
高業績企業づくり
ある方から、
幹部を育成してほしいという
依頼をいただいた。
昨年のことである。
この会社は
とあるニッチ分野で
シェア60%以上を占める
リーディング・カンパニーである。
そもそも
こうしたニッチOnly1の
地位を占めているということは
1.経営者の創造力が卓越していた。
2.顧客の問題解決の姿勢が真摯であった。
3.営業の努力が並々ならなかった。
4.財務や管理のセンスにおいて
バランスがとれている
などの特質があったにちがいない。
私の幹部人材の育成理論は
経営計画を考えさせる⇒実行管理させる
=経営者育成教育
という考え方であるから、
そのむねをお伝えした。
経営者は大変すなおな方なので
(なにしろ眼が澄み切っている)
さっそくに取組みをスタートさせた。
そして半年
・事業の定義
・SWOTによる事業戦略検討
・バリューチェーン分析による
競争優位性検討
・目標管理シート作成
・コックピット作成
を進め
過日、経営計画を考える過程を
すべて終えた。
その間、
読書の大切さなど
皆さんにお伝えしてきた。
対象者は4名の若手幹部だが
ご他聞にもれず
当社でも2トップ以外は
実質的な部長クラスが不在で
彼らは次をになう存在である。
その特質は
なによりも『すなお』であるということだ。
これは第一の特質ではないだろうか。
とにかくよく質問をしてくる。
とてもいいことである。
さて、これから
1年間、彼らの育成をお願いしたいという
新たな依頼を受けた。
ありがたいことである。
この後
コックピット会議を通じて
彼らが、業績を管理し、
目標管理を行なっていくことに
伴走をしながら
彼らにものの見方・考え方・実行法を
伝授していくつもりである。
そのために
先行手配として
弊社の『会議見学会』に
ご参加いただき、
会議のあり方を目視していただいた。
フォローアップは
5月から始めるが
それまでに来月
コーチングの訓練を
受けておいてもらうようにお願いした。
部下指導やファシリテーションに
必要だからだ。