御堂筋税理士法人創業者ブログ

大阪のコンサルティング税理士 小笠原 です。

今日は日帰りで熊本に行きました。
パナソニック電工さんでしている「後継者経営大学」
でいっしょに勉強するためです。

今日のテーマは、「もうかる帳簿の作り方と使い方」です。
目的は、経営の重要ツールである帳簿を
経営に役立つものにしようということです。

経営の課題とは、もうけてお金を残すことであるがゆえに
もうけを表わす損益計算書と
お金の残り方を表わす貸借対照表は
たいへん重要な判断ツールであること

そのためには、もうけをすばやく、正確に計算され
経営者が見て役立つように作らなければならないことを
はじめにお話しして、

次に、参加されたみなさんの帳簿の現状をみていきました。
あらかじめお渡ししていた、
もうけのスピードと正確度のチェックリストによる
わがしゃの現状をチェックした結果を報告してもらいました。
「スピード 48点、正確度 54点・・・」
「請求書と仕入のチェックはきっちりできていますからいいですね。
 ところで仕入の集計が遅いですね。
 それで、試算表の作成がどうしても遅くなるのですね・・・」
といったぐあいに一社づつ問題点を考えていきました。

午後からは、もうかる帳簿にするための課題をお話ししていきました。
帳簿の課題は、次の2つですね。
・過去の結果の情報であること
・情報がお金の動きにまつわるものに限定されていること

この限界を打破して、経営の次の手を打っていくための
判断ツールとしていくためには、
どう工夫していかなければならないのでしょうか?
それは次の3つです。

1.日次決算をしていくために
 「もうけのスピードメーター」を整備すること

2.このままいけばどうなるかという決算予測をした
 「もうけのカーナビ」を整備すること

3.お金以外の、業績目標を達成するために
 何が問題なのか細分化した情報や
 自分たちが必要な活動をしたのかの情報を盛り込んだ
 「経営のコックピット」を整備すること

こうした考え方や事例をご紹介して、みなさんに考えてもらいました。
そして、わが社の課題は何で、何をしていかなければならないかを
まとめていってもらいました。
まだ、経理のしごとの内容をよくつかんでいない方もいらっしゃるので
次回までに、
月次決算をしていく業務の流れを
経理の人に教えてもらうようにお願いし
夕方、今日の大学を終わりました。

みなさん、それぞれの課題がたくさんあることを
確認されたご様子でした。
よかったです。

コンサルティングに強い税理士小笠原/河原事務所 大阪 小笠原 
でした。

 

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