知の全体史を読んで
2011.07.15
ブログ
大阪のコンサルティング税理士 小笠原 です。
先日読んだ、『選ばれるプロフェッショナル』の中で紹介されていた
チャールズ・ヴァン・ドーレンの『知の全体史』を
やっと読了しました。730ページはさすがに長いです。
でも息もつかせぬ楽しさで一気に読ませてくれますね。
なんというか、歯切れがよい
さまざまな歴史上の起こったことがら、発明や思想が
世界史に持つ意味をひとことで提示してくれます。
選ばれるプロフェッショナルでは
専門家は単なる専門家ではなく、
ディープ・ジェネラリストたるべきだと述べられています。
それは高い見識を持つことが
よきアドバイザーとしての重要な要件だからでしょう。
そういう点でもっとも持つべき教養は
歴史観だというのはなるほど納得、それ以外にも経済や政治の感覚も必要でしょうね。
ということで奨められていたのがこの本
先ほど言った歴史上のできごとの意義
そして現代が抱える問題への視点
さらにこれから起こるであろう問題
とにかく見識と視野が広がるよい思考の機会をいただけました。
ちなみに著者が取り上げる
これから100年間のテーマとして次のようなものがある。
コンピュータの次の段階
知性を持つ機械の道徳的問題(確かに考えなければならないテーマだ)
コンパニオン・コンピュータ(これはとびきりおもしろい)
考える機械の誕生
三つの世界、大と、小と、中規模と
カオス―新しい科学
言語の発掘―アイデオノミー
太陽系の探索
宇宙からのメッセージ
宇宙の住民としての人間
ガイアの仮説
遺伝子工学
優生学
ゲノムの地図
民主主義と優生学
速度
中毒
21世紀の戦争
コンピュータの反抗
いかがでしょうか?
コンサルティングに強い税理士法人小笠原事務所 大阪 小笠原 でした。