社長は数字をチェックして統制しなければならない。
2013.04.02
ブログ
少し飛んだが、再び小企業の経営のポイントである。
今日は、その3、小企業には管理情報体系が必要であるという点だ。
「小企業が経営管理されるために最も必要とする経営数値は、
月次決算が提供する数字ではない。
会社の現在の状態に関する数値、
予測される将来発展の鍵となる経営資源の配置状況であり、
どちらも機会を確認しリスクから身を守るためのものである。」
(ピーター・ドラッカー)
これは特に強調したい。
数字がなくて経営ができるか!
数字のない野球、数字のないダイエット、
数字のない旅行・・・みなありえない。
それと同じだ。
そしてその数字とは
こうなりましたという数字だけではない。
われわれがしたこと、その効果性が
わかるものでなければならない。
それはあなたのビジネスモデル
ビジネスの全体像を描き出し
そのプロセスと成果を数字化して
成功時の数字をすべて明らかにするところから始まる。
私がいうビジネスのフレームワークを図にするのである。
次の写真がそのイメージである。
(出演;カリスマ鍼灸師 ティズ・コーポレーション 辻本先生(芦屋))
このようにどなたに何をしてどういうプロセスで
顧客になっていただき、ファンになってもらうかの
流れをビジュアル化するのである。
次に、求める成果(売上と利益)を達成するために
必要な各プロセスのインプットと成果の数字を明確化する。
数字が明確になれば、これを毎月追いかけていくのである。
そのツールが『経営のコックピット』である。
成果が出ないのは、
ポイントになる活動が足りないか、
それが成果に乏しいかである。
それをボトルネックという。
そこでこけているのである。
ほとんどの中小企業では、
なにが原因で成果があがらないか
はっきりとはわかっていない。
これを使うとそれがはっきりわかる。
「問題がわかれば解決したも同然である。」
(松下幸之助)
私の指導した体験でもそのとおりである。
問題点がわかったら経営者や幹部はそれを解決される。
当然である。
わかっても解決しないような人は、
経営者として、いや単なる生活者としても失格である。
コンサルティングに強い御堂筋税理士法人&経営エンジン研究所
大阪 小笠原 でした。